「羽生結弦の後継王子候補」現る―17歳の衝撃 中田璃士選手、日本男子初の世界ジュニア連覇

2026.3.7

【©️ISU】

日本フィギュア界に、新たな“王子候補”が現れた。

エストニア・タリンで開催された世界ジュニアフィギュアスケート選手権は現地6日(日本時間7日)に男子フリーが行われ、日本の17歳、中田璃士(TOKIOインカラミ)がフリー178.96点、合計268.47点で優勝。前年大会に続く連覇を達成し、日本男子としては史上初の快挙を成し遂げた。

その完成度の高い演技とスター性から、フィギュア界では早くも「羽生結弦の後継王子候補」との声が上がり始めている。

17歳の新星は、確かに次の時代の入り口に立った。


 

▪️ショートで歴代最高、主役として迎えたフリー

大会男子ショートプログラム(SP)は現地5日に実施された。

中田はここで89.51点を記録。これは米国の天才ジャンパー、イリア・マリニンが保持していたジュニア世界歴代最高得点(88.99点)を更新するスコアだった。

ジャンプの高さと回転の鋭さに加え、氷に吸い付くような着氷。
ジュニア世代の演技としては異例とも言える安定感で首位に立ち、フリーを迎えることになった。

▪️ノーミス演技で連覇達成

男子フリーが行われたのは現地6日。

最終グループで登場した中田は、冒頭の4回転サルコーを成功させると、続く4回転―3回転トウループも着氷。さらに3回転アクセル―オイラー―3回転サルコーといった高難度ジャンプを次々に決めた。

演技後半でも集中力は落ちない。

スピンやステップでも安定した評価を重ね、最後の3回転ループまで大きな乱れなく滑り切った。

フリーは自己ベスト178.96点。
SPとの合計268.47点で頂点に立ち、日本男子史上初となる世界ジュニア連覇を成し遂げた。

▪️日本フィギュアの「次の主役」

世界ジュニア選手権は、未来の世界王者が羽ばたく舞台でもある。

これまで日本男子フィギュアは、五輪王者の羽生結弦、世界王者の宇野昌磨らが世界の中心に立ち続けてきた。

そして今、その系譜の先に現れたのが中田璃士だ。

ジャンプの完成度、演技の気品、そして観客を惹きつけるスター性。
それらを兼ね備える17歳は、早くも「羽生結弦の後継王子候補」として名前を挙げられ始めている。

まだジュニアの舞台に立つ若きスケーター。
しかし、その滑りはすでに次の時代の到来を予感させている。