ONE 藤原乃愛選手、ルンピニーで圧巻デビュー強豪カティを完封し17連勝、世界戦線へ名乗り

2026.2.28

【©︎ONE Championship 】

2月27日(日本時間)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された
ONE Friday Fights 144 にて、アトム級ムエタイ戦が行われ、
WBCムエタイ女子世界王者の 藤原乃愛選手(尚武会フジワラムエタイジム)が、タイの強豪カティに判定3-0で勝利。
初参戦となるONEの舞台で相手に主導権を一切渡さない完勝を収め、連勝記録を17に伸ばした。

会場となった
ルンピニースタジアム はムエタイの聖地として知られ、世界中のトップファイターがしのぎを削る特別なリング。
その舞台でのデビュー戦という重圧の中、藤原は終始落ち着いた試合運びを見せ、日本女子ムエタイの実力を証明した。


 

■オープンフィンガー初戦でも揺るがず、距離支配で主導権

藤原選手はWBCムエタイ女子ミニフライ級王者として実績を重ねてきた日本女子ムエタイ界のトップエリート。
今回がONE初参戦であり、さらにオープンフィンガーグローブでの試合も初挑戦となった。

対するカティは20歳ながら30勝5敗、現在5連勝中という好戦績を持つ新鋭で、地元タイの期待を背負ってリングに上がった。

1ラウンド、カティは圧力をかけながら左右フックを振り回し前進。
しかし藤原は慌てることなく距離をコントロールし、鋭いミドルキックで応戦。
終盤には右ストレート、ワンツーをクリーンヒットさせ、早くも試合の流れを引き寄せた。

 

■2Rは一方的展開、ジャブとミドルで顔面を破壊

2ラウンドに入ると藤原選手が完全に主導権を掌握。
前に出てプレッシャーをかけながら左ミドルを連発し、さらに相手の蹴りをキャッチして右を合わせるなどテクニックで圧倒した。

突き刺すような左ジャブも的確にヒットし、カティの顔面は徐々に腫れ上がる。
距離・タイミング・攻撃精度すべてで藤原選手が上回り、会場の空気も完全に日本人ファイター優勢へと傾いた。

 

■3Rはボディ攻めで失速させる余裕のドミネート

最終3ラウンド、藤原はボディストレート、左ボディ、三日月蹴りと腹部への集中攻撃を展開。
ダメージが蓄積したカティは明らかに動きが落ち、攻撃の手数も減少した。

蹴りをキャッチして転倒させる場面も見せ、思わず笑みを浮かべる余裕。
終盤に一瞬右を被弾する場面はあったものの、試合内容は完全支配。

判定はジャッジ3者とも藤原を支持し、3-0のユナニマス判定勝利となった。

 

■ONE女子戦線で一気に台風の目へ

これで藤原は17連勝。
ムエタイ王者としての実績に加え、ONEのリングでも圧勝デビューを果たしたことで、アトム級戦線の有力候補として一気に存在感を高めた。

ムエタイの本場タイ、しかもルンピニーでの完勝は評価が高く、
今後はランキング戦、タイトル挑戦も視野に入る可能性がある。

日本女子ムエタイ史上屈指のエリートは、
世界最大級の舞台で新たな連勝ロードをスタートさせた。


■試合結果

『ONE Friday Fights 144』
2月27日(日本時間)タイ・バンコク/ルンピニースタジアム

▼アトム級ムエタイ(104ポンド契約)
○藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム)
判定3-0
●カティ(タイ)