日曜劇場が再び“数字”を取り戻す―鈴木亮平さん主演「リブート」初回13・3%が示す地上波復活の兆候
2026.1.19
【©️TBS】
地上波ドラマが改めて存在感を取り戻しつつある。
TBS系日曜劇場「リブート」(日曜後9・00、主演・鈴木亮平)の初回が、平均世帯視聴率13・3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録したことが19日、明らかになった。個人視聴率も8・4%と高水準。配信全盛時代とされる中で、“日曜夜はテレビの前”という習慣が確実に戻り始めていることを印象づける数字だ。
注目すべきは、この結果が単発のヒットではない点だ。
日曜劇場はこれで13作連続となる初回2桁発進。
2023年1月期の「Get Ready!」以降、安定して視聴者をつかみ続けており、直前クールの「ザ・ロイヤルファミリー」(初回11・7%)からも確実な上積みを見せた。
“地上波はもう数字が取れない”という定説を静かに覆しつつある。
「リブート」は、妻殺しの濡れ衣を着せられた平凡なパティシエ・早瀬陸が、自らの潔白を証明するため、警視庁の悪徳刑事・儀堂の顔に“生まれ変わる”という大胆な設定のサスペンス。嘘と真実が高速で交錯する展開は、初回から一瞬の見逃しも許さない密度を持ち、リアルタイム視聴との相性の良さを強く感じさせた。
初回放送では、松山ケンイチさんがサプライズ出演。
事前告知なしで主人公の“元の姿”を演じたことで、SNSを中心に驚きと興奮の声が相次ぎ、放送中から話題性が加速した。こうした「生で見てこそ共有できる驚き」も、視聴率を押し上げた要因の一つとみられる。
動画配信サービスが視聴スタイルの主流となった現在でも、強力なキャスト、練り込まれた脚本、そして“日曜劇場ブランド”がそろえば、地上波テレビの価値は、まだまだ健在だ。


