『豊臣兄弟!』抜擢で評価急上昇 白石聖さんが代役の枠を軽々と超えた理由

2026.1.18

【©️NHK】

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で、秀長の妻・直(なお)役に抜擢された白石聖さんの評判が、放送開始とともに急速に高まっている。もともと永野芽郁さんが演じる予定だった重要なポジションを引き継ぐ形となったが、その存在感は“代役”という言葉では収まらない。


 

永野芽郁さんのスキャンダル報道の降板により、急きょ白石さんが重要なポストに起用されたと発表された際、視聴者の間には驚きの声も少なくなかった。

しかし初回放送を終えると、SNSやネット記事では一転して称賛が相次いだ。

特に印象的なのは、主人公・秀長(仲野大賀)に寄り添う柔らかな空気感だ。

身分差をわきまえつつも、対等な視線で相手を見つめる姿は、物語の“立身出世”という大きな流れに温度を与えている。白石さんの持つ陽気さと品の良さが、戦国ドラマの硬質さを和らげ、作品全体のバランスを整えているとも言える。

 

白石さんはこれまでNHK作品との縁が深い女優だ。

2019年の『だから私は推しました』では地下アイドル役を演じ、静かな熱量を秘めた演技で強い印象を残した。その後も『おしい刑事』『しもべえ』『カナカナ』『大奥』など、ジャンルの異なる作品で着実に経験を積み重ねてきた。可憐さだけでなく、影や葛藤を抱えた役柄にも説得力を持たせられる点が、制作側から信頼されてきた理由だろう。

 

今回の『豊臣兄弟!』での好演を受け、一部メディアでは「第二の川口春奈」との声も上がっている。大河ドラマで代役から評価を一気に高めた川口さんの例と重ね合わせる向きだ。もっとも白石さんの場合、その評価は“話題性”だけでなく、これまで積み上げてきた演技の蓄積があってこそだ。

秀吉の妻を演じる浜辺美波さんとの義姉妹関係も、今後の見どころの一つ。

華やかさと安定感を併せ持つ浜辺美波さんと、柔軟で人間味のある白石さん。その対比と調和が、物語にどのような厚みをもたらすのか期待は高まる。