スノーボード=ハーフパイプ競技の平野歩夢選手が決勝2本目を棄権 転倒でボード破損、顔から出血も大事に至らず 五輪前最後のW杯で無念のアクシデント

2026.1.18

スノーボード・ハーフパイプ(HP)W杯第5戦(17日、スイス・ラークス)

【昨年12月の優勝した際の画像】

12人による男子決勝が行われ、2022年北京五輪金メダリストの平野歩夢(TOKIOインカラミ)は、1本目の演技中のアクシデントにより、決勝2本目を棄権。最終成績は12位となった。


 

平野選手は1本目、冒頭から代名詞ともいえる大技を連発。

1発目でスイッチバック・ダブルコーク1260のノーズグラブを成功させると、続く2発目でもキャブのダブルコーク1440インディーで高い完成度を見せ、会場を沸かせた。しかし3発目のジャンプで勢いよく飛び出した際、着地が前のめりとなり転倒。自力で立ち上がったものの、ボードは折れ、顔を雪面に強く打ちつけたとみられ、出血も確認された。

この転倒を受け、陣営は大事を取って決勝2本目を棄権。

競技後は医療スタッフのチェックを受け、意識ははっきりしており、歩行も可能な状態だったという。現地関係者によれば、応急処置後は落ち着いた様子で、重篤な外傷や脳振とうの兆候は見られていないとされるが、今後は慎重に経過を見極める方針だ。

 

ミラノ・コルティナ五輪(2月6日開幕)で連覇を狙う平野選手は、今季も好調を維持。開幕前の昨年12月には盟友ショーン・ホワイト氏(米国)が主催する「ザ・スノーリーグ」で優勝し、続くW杯開幕戦も制するなど、世界の頂点に君臨してきた。

冬季五輪は14年ソチ大会から4大会連続の代表入りが確実視され、今大会は五輪前最後のW杯だった。

五輪開幕まで3週間を切ったタイミングでの思わぬアクシデントとなったが、陣営は「無理をする段階ではない」として回復を最優先する構え。

大舞台を見据え、王者は再び万全の状態で雪上に戻ることになりそうだ。