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12月19日、東京・後楽園ホールで開催された「Krush.183」。
ダブルメインイベント第2試合では、第5代Krushフライ級王座決定トーナメント決勝戦が行われ、上遠野寧吾選手（POWER OF DREAM）が安尾瑠輝選手（K-1ジム心斎橋チームレパード）に3R1分24秒、右フックによるKO勝ちを収め、新王者に輝いた。

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▪️1Rにダウンも、冷静さを失わず逆転への布石

試合は序盤から安尾選手が主導権を握る。

左ミドルから右ストレート、ジャブとテンポ良く攻撃を重ねると、ジャブからの右ストレートで上遠野からダウンを奪取。

安尾選手は前に出続け、上遠野は左ストレートや左ミドルで応戦する展開となった。

 

▪️ボディ攻撃で流れを引き寄せた2R

2R、上遠野選手は徐々に距離とリズムを修正。左ボディ、左三日月蹴りを的確に突き刺し、安尾の動きを削っていく。安尾選手もジャブやボディで応戦するが、上遠野選手の左ボディが効き始め、試合の流れが変化していった。

 

▪️迎え撃った一撃、運命を分けた右フック

迎えた3R、安尾選手は勝負を決めに前進。コーナーに追い込む場面も作ったが、右へ打ち返そうとした瞬間、上遠野選手の狙い澄ました右フックがカウンターで直撃。

安尾選手は前のめりに倒れ、レフェリーが即座にストップ。
ダウンを喫しながらも冷静に立て直した上遠野が、見事な逆転KOで王座を手にした。

 

 

▪️新王者の涙と感謝の言葉

試合後、ベルトを巻いた上遠野選手は男泣き。
「対戦してくれた安尾選手、いつもサポートしてくれた家族、厳しく育ててくれた古川会長、そして応援してくれた皆さんに感謝しています。王者としてKrushを盛り上げていけるよう、これからも頑張ります」と決意を語った。

Krush参戦からわずか1年余り。無敗街道を突き進んできた若きファイターが、

劇的な形でフライ級の頂点に立った。

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■Krush.183 試合結果

2025年12月19日（金）／東京・後楽園ホール

▼ダブルメインイベント第2試合
第5代Krushフライ級王座決定トーナメント 決勝戦
〇 上遠野寧吾（POWER OF DREAM）
KO　3R 1分24秒 ※右フック
× 安尾瑠輝（K-1ジム心斎橋チームレパード）
※上遠野が第5代Krushフライ級王者に認定

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