前代未聞の大乱闘!ヴァンダレイ・シウバ選手が、度重なる反則で試合中止→大乱闘→“失神KO”の悲劇 49歳の近影は顔面崩壊
ブラジルのサンパウロで開催された
格闘技イベント「スパテン・ファイト・ナイト2」が、前代未聞の大混乱で終わった。
元PRIDEの英雄ヴァンダレイ・シウバ(49)が、元世界2階級制覇王者アセリノ・フレイタス(50)とのボクシング形式のエキシビションマッチで反則を繰り返し、試合は無効に。そこから勃発した大乱闘でシウバ自身が“失神KO”されるという衝撃の展開を迎えた。
▪️試合は反則の連続でストップ
27日に行われた注目の一戦は、序盤から荒れ模様だった。シウバはクリンチの最中に頭突きを仕掛けるなどの行為を繰り返し、ボディに対する肘打ちや、相手をロープ際に押し付けながらのレスリング行為など、ボクシングのルールを逸脱した動きを連発。観客からはブーイングが飛び、レフェリーが度重なる警告を与えたが改善されず、ついには試合を中止する判断が下された。
結果に納得できない両陣営がリングに雪崩れ込み、口論は瞬く間に乱闘へと発展。関係者やセコンド、さらには観客席からも関係者が飛び入り、リング上は制御不能の大荒れ状態に。混乱の中でシウバは仲裁に入る姿勢を見せたが、不意に乱入者の強烈な右ストレートを顔面に浴び、その場で仰向けに失神。倒れ込む姿に場内は騒然となった。
▪️SNSで公開された“痛々しい姿”
翌日、シウバは自身のインスタグラムに近況動画を投稿。大きく腫れ上がった右目は完全に塞がり、鼻は骨折。顔面には縫合の痕が残り、内出血で赤黒く染まった姿を見せた。動画の中でシウバはサムアップポーズをとったものの、その表情には苦痛がにじみ出ており、ファンからは心配と衝撃の声が相次いだ。
米「ニューヨーク・ポスト」の報道によれば、シウバは地元の病院で顔面の縫合手術を受けたと、セコンドを務めた元UFCヘビー級王者ファブリシオ・ヴェウドゥムが明かしている。またブラジル・サンパウロ地元紙メディアは、剥き出しの素手の拳でシウバを殴ったのは
対戦相手アセリノ・フレイタスの息子ラファエル・フレイタスだったと報じている。
2018年以来、実に7年ぶりのリング復帰だったシウバ。
しかしカムバックの舞台は、反則続きの末に試合中止、大乱闘、そして自身の失神KOという悪夢の結末に終わった。