投手との読み合いで戦術的に強振を打ち込むローリー選手がMLB史上7人目の60本塁打達成!マリナーズ、24年ぶり地区優勝で歓喜の夜

2025.9.25

【©️Seattle Mariners】

シアトル—マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が歴史的な一夜を演出した。24日(日本時間25日)のロッキーズ戦で2本塁打を放ち、メジャーリーグ史上7人目となるシーズン60本塁打を達成。さらにチームは2001年以来、24年ぶりとなるア・リーグ西地区優勝を決めた。

 

試合は初回からローリーの一発で幕を開けた。

外角150キロ直球を狙い澄まして完璧にとらえた59号ソロは右翼二階席へ飛び、マリナーズに先制点をもたらす。

そして8回、Tモバイルパークに詰めかけた4万2883人のファンが総立ちとなる中、低めの158キロ直球を、こちらも配球を読み切っているように狙いを定めて

すくい上げた白球は右翼席へ。

ついに60本塁打の大台に到達した瞬間、球場は歓喜の渦に包まれた。

 

 

この夜、マリナーズは地区優勝も同時に決め、ローリーは歓喜のシャンパンファイトで感慨を口にした。「正直、クレージーだ。キャリア全体で60本打てるなんて思っていなかった。しかも、地区優勝と重なるなんて…こんな夜は夢のようだ」と笑顔を見せた。

2001年、新人ながらMVPと新人王を同時受賞し、

メジャー史に名を刻んだイチロー以来の快挙。

ローリーの快打とマリナーズの歓喜の夜は、シアトルに新たな伝説を刻む一夜となった