菊池雄星投手、最多登板で存在感 5回1失点の力投で7勝目! 突然のアクシデント降板もシーズンの充実を証明
2025.9.25
【©️Los Angeles Angels 】
米大リーグ・エンゼルスの菊池雄星投手(34)が
24日(日本時間25日)、本拠地アナハイムで行われたロイヤルズ戦に先発登板。
自己最多となるシーズン33試合目のマウンドに立ち、
5回を投げてわずか1安打1失点に抑える快投を披露した。
試合は接戦となったが、エンゼルスが3対2で勝利。
菊池は7勝目を挙げ、勝利投手としてチームの白星に貢献した。
▪️圧巻の立ち上がり
初回、わずか6球で三者凡退に切って取ると、球場の空気は一気に菊池のリズムに染まった。150キロ台中盤の直球と鋭いスライダーを自在に操り、ロイヤルズ打線を翻弄。3回には走者を背負いながらも、要所で直球を力強く投げ込み、メジャーでも屈指の勝負強さを発揮した。
▪️悔やまれる降板
5回までに許した失点はソロ本塁打による1点のみ。
順調に回を重ねたが、6回のマウンドに上がった際に左手を気にする仕草を見せ、チームスタッフが駆け寄った。協議の末に降板が決まると、球場にはどよめきが広がった。
それでも、試合を支配した5イニングの投球はチームに大きな安心感をもたらし、
結果的に勝利投手となる力投となった。
▪️キャリアを彩る充実のシーズン
今季は開幕から苦しんだものの、ローテーションを外れることなく投げ抜き、
キャリアハイの178回1/3を記録。
防御率は3.99と安定感を示し、
2021年以来となるオールスター選出も果たした。
メジャー挑戦8年目で4球団目となるエンゼルスで、
積み重ねた数字以上に、充実感に満ちたシーズンを過ごしている。