オリオールズ菅野智之投手、初回にスタントンに3ラン被弾 3x3CHALLENGE回6安打4失点で降板

2025.9.21

オリオールズの菅野智之投手(35)が20日、本拠地でのヤンキース戦に先発登板した。菅野は初回にジャンカルロ・スタントン外野手(35)に3ランを浴びるなど、メジャー自己最短タイの3回6安打4失点で降板し、今季9敗目(10勝)を喫した。今季の本拠地登板はこれが最後となる見込みだが、菅野は来季もメジャーでのプレーを希望している。

試合後、菅野はメジャーでの継続出場について問われ、「そうですね。機会があればまた挑戦したい」と意欲を示した。

また、この日の登板については、「状態は良かったと思います。初回は不運な当たりもありましたが、ホームランも悪くないコースでした」と振り返り、被本塁打が多かった要因については「配球の工夫次第で結果は変わったかもしれません」と分析した。ヤンキース打線については、「強い打線ですが、抑えられない相手とは思っていません」とコメントした。

菅野は初回、1、2番打者を内野ゴロに仕留めて2死を奪ったものの、ジャッジ、ベリンジャーに連打を浴び、一、三塁の場面でスタントンに外角低めのスイーパーを右翼席に運ばれた。初回から3点を失い、菅野はマウンド上で悔しさをにじませた。この一発でスタントンは通算450号本塁打を達成した。

3回にはジャッジが続き、フルカウントからの8球目を強振。

打球は左翼フェンスを越え、序盤からヤンキースの大砲2人による一発競演が展開された。

菅野は試合を通じて4失点に終わったが、試合後は「熱心なファンの応援に支えられた」と述べ、ファンへの感謝も語った。