パドレス・ダルビッシュ有投手、内容に課題残す4勝目 ドジャース追撃も不安材料は解消されず

2025.9.15

【©️San Diego Padres,】

パドレスのダルビッシュ有投手(39)が14日(日本時間15日)、本拠地でのロッキーズ戦に先発登板。結果として今季4勝目を手にしたものの、投球内容は決して盤石とは言えなかった。

4回にソロ本塁打を浴び、6回には先頭からの連打で自ら降板を余儀なくされた。後続投手が3ランを浴びたことで記録上の失点は3となり、5回0/3でマウンドを降りる形に。球数はわずか82球だったが、試合を完全に掌握することはできなかった。

本人は試合後に「全体的によかった」と振り返ったが、チームの勝利に助けられた側面は大きい。シーズン終盤に向け体調面での手応えを口にしたものの、長いイニングを任される安定感はまだ戻っていないのが実情だ。

それでもパドレスはロッキーズとのシリーズを3勝1敗で勝ち越し、首位ドジャースとの差を2.5に縮めた。だが、地区優勝を狙う上でエース級の働きを期待されるダルビッシュに、今後どこまで頼れるのか。課題を残したまま、厳しい戦いは続く。