東京ヴェルディ 城福浩監督が電撃解任 開幕8試合未勝利で19位…J1昇格&残留に導いた指揮官にクラブが決断

2026.10.5

東京ヴェルディは10月5日、城福浩監督との契約を解除したと発表した。

今季の東京Vは開幕からリーグ戦8試合で4分4敗と勝利がなく、19位に低迷。

得点もリーグ最少の4にとどまるなど、攻撃面で苦しい戦いが続いていた。

クラブは第8節終了時点での成績を重く受け止め、シーズン序盤ながら指揮官交代に踏み切った。


 

▪️2023年に東京VをJ1へ 翌年には6位の躍進

城福監督は2022年シーズン途中から東京Vを率い、チーム再建を託された。

2023年にはJ2リーグ3位からプレーオフを勝ち抜き、東京VをJ1へ導いた。クラブにとって大きな転機となったJ1昇格だった。

さらに2024年シーズンはJ1で6位と躍進。昇格直後のチームを上位争いへ押し上げ、東京Vの存在感を改めて高めた。

2025年は17位となったものの、J1残留を果たしている。

今回の解任は、単純に今季の成績だけを見るのではなく、城福監督が東京Vで積み重ねてきた仕事も含めて捉える必要がある決断となった。

一方で、今季のスタートは厳しいものとなった。

開幕から8試合を終えて4分4敗。勝ち点を積み上げられないまま19位に位置し、得点数もリーグ最少の4得点にとどまった。

主軸のDF宮原和也選手、MF森田晃樹選手らが負傷で戦線を離れたこともチーム状況に影響した。

城福監督自身も、補強選手が出揃い、負傷者が戻る見通しが立っていたことで「チーム作りという意味ではこれから」と考えていたことを明かしている。

それだけに、シーズン序盤での退任は指揮官にとっても大きな決断だった。

城福監督はクラブを通じてコメントを発表。

「シーズン序盤で思うように勝点を重ねることが出来ず、皆様の期待に応えきれない苦しいスタートとなってしまいました」

と今季の戦いを振り返った。

その一方で、

「補強選手も出揃い怪我人が戻って来る目処も立ち、チーム作りという意味ではこれからと思ってました。このタイミングでチームを離れることは無念ですし申し訳ない気持ちでいっぱいです」

と率直な心境を明かした。

 

▪️「2023年劇的なJ1昇格は何にも代え難い」

城福監督にとって、東京Vでの最大の成果の一つが2023年のJ1昇格だった。

「2022年シーズン途中からこの伝統あるクラブの再建と言う大役を仰せつかり、当初から楽な戦いはなかった」

と就任当初を振り返りながら、

「2023年劇的なJ1昇格を果たせたことは何にも代え難いものでした」

と、東京Vで過ごした時間の中でも特別な瞬間だったことを明かした。

さらに、J2時代から応援を続けてきたサポーターへの感謝も表明。

「難しい状況でも背中を押し続けてくれたサポーターの皆さんと踊ったラインダンスは一生忘れません」

と、東京Vでの思い出を語った。

 

▪️クラブは森下仁志ヘッドコーチが暫定指揮

東京Vの中村考昭代表取締役社長は、

「第8節終了時点で19位という現状を重く受け止め、クラブの将来を見据えた総合的な判断としてこの結論に至りました」

と説明。

後任監督については、決定次第速やかに発表するとしている。

当面は森下仁志ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。

強化部長の江尻篤彦氏も、城福監督への感謝を示したうえで、

「これからのJ1リーグで巻き返しをはかるとともに、

チームがさらに高みを目指せるよう全力で取り組む所存です」

とコメントした。