佐々木朗希投手 圧巻の快投も白星届かず 最速161キロで本拠地沸騰…“自分らしさ”示した6回途中1失点

2026.5.31

【©️Los Angeles Dodgers 】

佐々木朗希投手が、敗戦の中にも確かな存在感を刻み込んだ。

ドジャースは30日(日本時間31日)

本拠地でフィリーズに3―4で逆転負け。

チームの連勝は今季最長の「6」で止まったが、

先発した24歳右腕は6回途中3安打1失点、

7奪三振の快投を披露し、スタンドを大きく沸かせた。


 

今季4勝目こそお預けとなったものの、その投球内容はエース級の迫力だった。

初回、いきなり迎えたのはメジャートップ22本塁打を誇る強打者、カイル・シュワバー。フルカウントから今季初の100マイル超えとなる100・1マイル(約161・1キロ)の豪速球を計測すると、最後は代名詞とも言えるスプリットで空振り三振。ドジャースタジアムは大歓声に包まれた。

圧巻だったのは、単なる球速だけではない。

3回にもシュワバーを99・3マイル(約159・8キロ)の直球でねじ伏せ、2打席連続三振。さらに4回、5回は危なげなく3者凡退に抑え込み、フィリーズ打線に主導権を渡さなかった。

6回には内野安打と右前打で1死一、二塁のピンチを招いたところで降板。それでも、本拠地ファンは総立ちとなり、大きな拍手で右腕を称えた。数字以上に、マウンドを支配した時間の濃さが際立っていた。

一方で試合は2点リードの8回に暗転。

救援した左腕スコットが逆転弾を浴びるなど3失点を喫し、佐々木投手の白星は消滅した。それでも、試合後の本人の表情には確かな手応えがにじんでいた。

「一番自分らしく投げられたかなという。よかった、よくなかったよりも、自分らしいパフォーマンスが出せたかなと思います」

勝敗だけでは測れない価値がある。メジャーの強打者相手に真っ向勝負を挑み、160キロ超の直球と鋭いスプリットで圧倒した今回の登板で佐々木投手の地力が通用することを改めて知らしめた。