手塚治虫の名作『リボンの騎士』が現代に再誕 Netflix映画『THE RIBBON HERO』2026年8月世界独占配信へ

2026.4.24

【©️Netflix】

漫画史に燦然と輝く名作が、新たな姿でスクリーンに帰ってくる。手塚治虫による『リボンの騎士』を原案としたアニメ映画『THE RIBBON HERO リボンヒーロー』が、2026年8月よりNetflixで世界独占配信されることが決定した。あわせてティザービジュアルと主要スタッフが公開され、往年の名作がどのように現代的に再構築されるのか、大きな注目を集めている。


 

原作『リボンの騎士』は、1950年代に発表された少女漫画の金字塔であり、“戦うヒロイン”というジャンルを切り開いた先駆的作品だ。天使のいたずらによって男と女、ふたつの心を持って生まれたサファイアが、王女でありながら王子として生き、“男装の麗人”として戦う姿は、時代を超えて多くの読者に影響を与えてきた。

その不朽の物語をベースに、新たな解釈で描かれる本作で監督を務めるのは五十嵐祐貴。『呪術廻戦』第1期エンディングで見せた高い作画力や、『スター・ウォーズ:ビジョンズ』での演出が国内外で評価されてきた実力派で、本作が長編初監督作品となる。

キャラクター原案には、『Fate/Grand Order』や『刀剣乱舞ONLINE』などで知られる望月けいを起用。さらに、『サイバーパンク:エッジランナーズ』などに関わった米山舞が原案協力として参加するなど、国内外で活躍するクリエイター陣が顔をそろえた。

アニメーションキャラクターデザインを担当するのは新垣一成。これまで原画や作画監督として数々の作品に参加し、繊細なキャラクター表現とダイナミックなアクション作画を両立してきた実力派で、近年は劇場作品にも活躍の場を広げている。本作では、望月けいによる原案をベースに、アニメーションとしての躍動感と説得力を与える重要な役割を担う。

アートディレクターはセドリック・エロールが担当。アニメーション制作は五十嵐監督が率いるスタジオOUTLINEが手がける。高い作画力と独自のキャラクター表現を武器に、過酷な運命に抗う“ひとりのヒーロー”の物語を、繊細な世界観とダイナミックなアクションで描き出す。

公開されたティザービジュアルでは、大きな赤いリボンを象徴的にまとった少女が印象的に描かれている。「誰かの望む私じゃ嫌だ」というコピーが示す通り、本作では周囲の期待と自我のはざまで揺れ動く主人公の葛藤が軸となりそうだ。原作の精神を継承しつつ、現代的なテーマへと昇華したストーリー展開に期待が高まる。

 

監督の五十嵐は「王道エンターテインメントへの敬意を込めた」と語り、困難な時代を乗り越えて作品を生み出してきた先人たちの系譜を意識したことを明かした。また望月は「敬意と新しさの両立」を掲げ、米山も「この時代ならではの表現」を追求したとコメント。制作陣それぞれが、名作の再構築に真摯に向き合っている姿勢がうかがえる。