メジャー初打席から漂った“大物の気配” 村上宗隆選手 敗戦の中で放った一発が示した「主役の資質」

2026.3.27

【©️Chicago White Sox】

敗戦のスコアの中で、ただ一人、異質な存在感を放っていた。

ホワイトソックスの村上宗隆選手が、メジャーデビュー戦でいきなり本塁打を放った。チームは14失点の大敗。しかし、この一戦はむしろ、村上選手という打者の「大物ぶり」を印象づける試合だったと言っていい。


 

米大リーグ、ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)は3月26日(日本時間27日)、敵地ブルワーズ戦に「6番・一塁」でスタメン出場。メジャーデビュー戦で9回に初本塁打を放った。

相手先発はNBL屈指の豪腕ミジオロウスキー。

村上選手は最初の2打席でいずれも四球を選び、メジャーの投手に対しても冷静にボールを見極めた。

第3打席は強烈な当たりの一塁ゴロ。

そして迎えた9回の第4打席目だった。

先頭打者として打席に入ると、右腕ウッドフォードの3球目、真ん中に入ったカットボールを一振りで仕留めた。打球は角度31度のライナーで右翼ポール際へ。

打球速度103マイル(約166キロ)、飛距離384フィート(約117メートル)の快音でのメジャー初本塁打となった。

チームは1-14と大量ビハインドの展開。

それでも淡々と打席に入り、迷いなく振り抜いた一発。

勝敗とは無関係な場面とも言えるが、こういう場面でこそ打者の本質は表れる。

そこで結果を残すあたりに、すでに主軸打者の風格が漂う。

村上選手はヤクルト時代、2022年に三冠王と56本塁打という歴史的な成績を残した日本球界屈指のスラッガー。

ポスティングシステムで2年総額3400万ドルの契約でホワイトソックスに加入した。チームは近年低迷が続き、再建の象徴として村上にかかる期待は大きい。

本人もメジャーでの役割を明確に理解している。 「自分のことをホームランバッターだと思っています」そう語っていた通り、デビュー戦でいきなり結果を出した。その姿は、まさに大器の片鱗と言っていい。