河村勇輝選手、古巣相手に臆さず前へ!再会の夜に刻んだ5得点2アシストの意味
【©️Chicago Bulls 】
NBAの舞台で、自身の歩みを確かめるような一夜だった。
シカゴ・ブルズに所属する河村勇輝(24)が、3月16日(日本時間17日)、本拠地でのメンフィス・グリズリーズ戦に途中出場。限られたプレータイムの中で5得点2アシスト1リバウンドを記録し、チームの132―107の快勝に貢献した。
かつて身を置いた古巣との初対戦。
試合後、河村の表情には安堵と充実がにじんだ。
「正直、不思議な感覚だった。でも、彼らにまた会えたのは本当に良かった」
ベンチスタートとなった河村は、第3クオーター残り3分54秒からコートへ。投入直後、味方の得点を引き出すアシストで流れに関与すると、そのまま試合終盤まで役割を全うした。第4クオーターにはトップ付近からフェイダウェイシュートを沈め、さらにフリースローを3本すべて成功。攻守両面で存在感を示した。
スタッツ以上に印象的だったのは、試合の“温度”を変えるようなプレーの連続だ。
チャージングを誘発するディフェンスや、終盤に記録したアシストなど、勝敗が決した後も集中力を切らさなかった。
出場時間は11分49秒。
フィールドゴールは2本中1本成功と、数字自体は決して派手ではない。
それでも、短い時間で自らの役割を的確に果たした点に、
現在の立ち位置と成長の跡がにじむ。
試合後のインタビューでは、プレースタイルの原点にも言及した。
「子どもの頃はマイケル・ジョーダンやジェイソン・ウィリアムズ、ジェイソン・キッドのプレーを見るのが好きだった。NBAはずっと見てきたし、彼らは本当に素晴らしい選手だった」
憧れの舞台に立ち、その一員としてプレーする現在。
その現実をかみしめるように、言葉は静かだった。
そして何より、この試合を象徴したのは、試合後のワンシーンだ。旧友たちと笑顔で言葉を交わし、抱擁を交わす姿。勝敗を超えた“再会”が、河村にとって特別な意味を持つことは明らかだった。
「エネルギーを持ってプレーすることを心がけている。NBAでもGリーグでも、常にベストを尽くす。それができたからこそ、勝ててうれしい」と最後に言葉を残した。

