ディズニー新アトラクション発表の裏で広がる不安「長時間並ぶか、大金を払うか」・・・“夢の国”を巡る現実的な選択

2026.2.1

【©️Oriental Land】

ディズニーランド、ディズニーシーを運営するオリエンタルランドは

1月29日に東京ディズニーランドのトゥモローランドエリアに新アトラクションを開業すると発表した。舞台となるのは、映画『シュガー・ラッシュ』の世界。2024年10月にクローズした「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」を刷新し、子どもから大人までインタラクティブに楽しめる屋内型アトラクションとして、2027年春の開業を予定している。


 

新アトラクションの存在は、同社が公表した「2026年3月期 第3四半期決算資料」で明らかになった。さらに、同エリアでは「スペース・マウンテン」と周辺エリアの再開発も進行中で、こちらも2027年の開業を予定。関連投資額は約705億円にのぼる。

 

▪️“仕込み”としてのイベント開催

オリエンタルランドは新アトラクションに先立ち、2026年4月9日から6月30日まで、東京ディズニーランドで「ディズニー・パルパルーザ」第6弾「ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド」を開催する。

このイベントは2024年以降、年2回のペースで実施されており、ヴァネロペを主役に据えるのは2025年の第3弾に続いて2度目だ。

 

▪️歓迎ムードの裏で噴き出す“値上げ不安”

同時に目立つのがチケット価格を巡る不安と不満だ。

現在、東京ディズニーランドのパークチケットは日にち変動制を採用しており、18歳以上で7900円〜1万900円。家族4人で週末に訪れれば、入園するだけで約4万円が必要になる。

実際、チケット価格の上昇や過剰な混雑の影響もあり、東京ディズニーリゾートでは若年層の来園者数が、この5年間で約85万人減少したとされている。

高付加価値路線を進める一方で、「気軽に行ける夢の国」というイメージは薄れつつある。新アトラクションの開業は、集客回復の切り札となるのか。それとも、“選ばれた人だけの娯楽”という印象をさらに強めるのか。