卓球・張本智和選手が悲願の年間王者!WTTファイナルズ香港で初制覇 4度目の決勝でモーレゴード撃破
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卓球の今季最終戦「WTTファイナルズ香港」(12月10~14日、中国)最終日となった14日、男子シングルス決勝が行われ、世界ランキング5位の張本智和(22=トヨタ自動車)が同4位でパリ五輪銀メダリストのトルルス・モーレゴード(23=スウェーデン)をゲームカウント4-2で下し、大会初優勝を飾った。現行フォーマットのファイナルズでは4度目の決勝進出でついに頂点に立ち、年間王者の称号を手にした。
過去3度の決勝では涙をのんできた張本選手。
年間王者を懸け、これまで1勝2敗と分の悪かった難敵モーレゴードとの大一番に臨んだ。第1ゲームは相手のフットワークを生かしたフォア攻撃に対し、バックストレートを軸に主導権を握り11-8で先取。
しかし第2ゲームは変化に富んだボールに対応し切れず、5-11で奪い返される。
続く第3ゲームは終盤9-9から、バック側への順回転系サーブを起点に
連続得点し11-9で再びリード。
第4ゲームはモーレゴードのカットブロックやミート打ちに苦しみ、
デュースの末に10-12で落としたが、第5ゲームで試合の流れを引き寄せる。
7-10と追い込まれた場面から、張本選手はバックハンド攻撃を徹底。
粘り強いラリーから一気に逆転し、14-12でこのゲームを奪取すると、
最終第6ゲームは圧巻だった。
序盤から速攻で相手を台から下げて5連続ポイントを奪うなど、完全に主導権を掌握。
最後は11-2と大差で締めくくり、強敵をねじ伏せた。
張本選手はこれで「4度目の正直」となるファイナルズ初制覇。
前身大会であるITTFワールドツアー・グランドファイナル2018年以来、
7年ぶりとなる年間王者に輝き、今季最後の国際大会を最高の形で締めくくった。
▪️WTTファイナルズ香港 男子シングルス決勝
張本智和 4-2 モーレゴード(スウェーデン)
11-8/5-11/11-9/10-12/14-12/11-2


