ルイ・ヴィトンがモナコGPのタイトルスポンサー就任
【©️LOUIS VUITTON 】
“勝利を運ぶトランク”とともに、F1の象徴的レースが新章へ
高級メゾンのルイ・ヴィトンが、2026年のF1モナコグランプリのタイトル・パートナーを務めることが決定した。レース名は 「フォーミュラ1® ルイ・ヴィトン グランプリ・ドゥ・モナコ 2026」。世界的ブランドがF1を代表する名物レースとタッグを組むのは初めてで、伝統と革新が交差する新たな試みとして注目を集めている。
■ 長年のパートナーシップが“タイトル”へ進化
ルイ・ヴィトンは2021年からモナコ自動車クラブと提携し、2025年からはF1のオフィシャルパートナーとして活動。
モナコ優勝者に贈られるトロフィーを保護する特注トランクを毎年製作してきた。
これまでマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、シャルル・ルクレール、ランド・ノリスらの勝利を彩ってきた象徴的なトランクは、同ブランドが掲げる「Victory travels in Louis Vuitton(勝利の喜びをのせて旅する)」の象徴でもある。
今回の“タイトルパートナー就任”は、こうした取り組みをさらに発展させる一歩となる。
■ 2026年モデルは“モナコを纏う”特別仕様
2026年のトロフィートランクは、アニエールのアトリエで製作される。
外装は、モナコの国旗カラーをモチーフにした鮮烈なレッドのモノグラムキャンバス。さらにホワイトとレッドのラインで“V”を表現し、「Vuitton」と「Victory」を重ねた象徴的デザインとなっている。
150年以上続く職人技とブランドのDNAが凝縮された特注品は、
モナコGPの格式を一段と高める存在となりそうだ。
■ コースサイドに“ヴィトンのシグネチャー”が登場
大会期間中には、ルイ・ヴィトンを象徴するサインやグラフィックを再構成した特別サイネージが市街地コース沿いに展開される予定。
F1のスピード感と、メゾンのエレガンスが融合した空間演出が施され、
世界中のファンの視線を集めることは間違いない。
■ 伝統のスポーツと歩み続けるルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンがトロフィートランクを製作するスポーツ大会は多岐にわたる。
アメリカズカップ、FIFAワールドカップ、ローラン・ギャロス、NBA、ラグビーワールドカップ、バロンドール、そしてパリ2024五輪など、
“世界最高峰の舞台”のサポートに深く関わってきた。
その一つひとつが、ブランドの価値観である「卓越性」と強く響き合っている。
■ F1の象徴・モナコGPが迎える新たな時代へ
1929年から続くモナコGPは、インディ500、ル・マン24時間と並び、世界三大レースのひとつとして知られる。
市街地サーキットを舞台に、タイトなコーナー、凹凸の路面、
トンネルなど、ドライバーの技量が極限まで試されるレースだ。
その歴史ある舞台に、ラグジュアリーメゾンがタイトルとして名を刻むのは前例がほとんどなく、2026年大会は「F1×ハイブランド」の新たな象徴的瞬間となる。




