平野歩夢選手、今季初戦で堂々のV「攻めきれなかったが勝ててよかった」冬季五輪連覇へ順調な滑り出し
2025.12.10
【©️UNIQLO】
スノーボード男子ハーフパイプで冬季五リンピック2連覇を目指す平野歩夢選手が、
12月5日に行われた今季初戦「THE SNOW LEAGUE 第2戦」(中国)で
見事に優勝し、順調なスタートを切った。
大会は3年前、平野選手が北京五輪で金メダルを獲得した際と同じ会場で実施。
さらに、このシリーズを創設したのは五輪3連覇のショーン・ホワイト。
平野選手にとっては、思い入れの強い舞台でのシーズン・インとなった。
決勝には、今年3月の第1戦を制した同じく世界トップ戦線で戦う日本人の戸塚優斗選手も進出。
勝負は3本の滑走の合計スコアで争われ、1本目は戸塚が転倒、2本目は平野が転倒し、1勝1敗で勝負となる3本目へ。
視界が悪く、ハーフパイプのコンディション状況も厳しい中での競技となり、
平野選手は大技「トリプルコーク1440」を封印し、高さのあるクリーンなランを披露して勝負を決めた。
平野選手は
「駆け引きの強い試合だった。パイプが暗く、見えづらい状況。攻めきれなかった部分はあるが、勝ててよかった」
五輪代表選考には影響しない大会だが、初戦で優勝は確かな自信につながった。
【文:高須基一朗】

