“ボンズ超え”さえ現実味 大谷翔平が歴代2位の4度目MVP !160票差の圧勝に米球界も驚愕

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メジャーの歴史に新たな一頁を刻んだ。
11月13日(米国時間)、全米野球記者協会(BBWAA)が2025年シーズンのMVPを発表し、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が3年連続となる4度目のMVPを満票で受賞した。史上最多の7度MVPに輝いたバリー・ボンズに肉薄し、ついに“歴代2位”の単独ポジションに到達。いまやボンズの記録さえ「射程圏」と表現することに異論は少なくなってきた。
■MVPレースは衝撃の結末 2位と160票差の“圧勝劇”
今回の最終候補には、56本塁打・132打点の
二冠王カイル・シュワバー(フィリーズ)、
43本塁打38盗塁のフアン・ソト(メッツ)ら強打者が名を連ねた。
しかし結果は前例のない差だった。
大谷選手と2位シュワバーの得票差は実に160票。
もはや競争という概念が成り立たない“独走”である。
■復活の二刀流 前人未到の「55本&62奪三振」が象徴
大谷選手の2025年は、二刀流が完全に復権した象徴的なシーズンとなった。
打率 .282
55本塁打(自己最多)
102打点
20盗塁
146得点
OPS 1.014
さらに約2年ぶりに投手として本格復帰し、
14先発で防御率2.87・62奪三振。打者として55本塁打を放ちつつ、投手で62三振を奪うという「55–62」は史上初のメジャー記録だ。
攻撃、投球、走塁―そのすべてでゲームの景色を変え続けた。
■「契約はあと8年」米記者が戦慄 “オオタニ時代”はまだ序章
米ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』の報道では、
大谷選手がドジャース加入後のわずか2年で
「ワールドシリーズ2度制覇」「2年連続満票MVP」「50–50達成」
という前人未到の実績を積み上げたことに驚きを隠さない。
そして、震えるようにこう付け加える。
「ショウヘイとドジャースの契約は、まだ8年残っている」
まさに“オオタニ時代”の支配は始まったばかりなのだ。
■ボンズの“7度MVP”は神話か、目標か
大谷選手は現時点でMVP4度。これはすでに歴代2位の単独記録である。
しかし、今の支配力と年齢、二刀流という他者が入り込めない領域を考えれば――
「バリー・ボンズの7度MVP超えも決して夢物語ではない」
という声が米国内でも増えている。
大谷選手が健康を維持し、このレベルのパフォーマンスをあと数年続ければ、ボンズの“絶対不滅”とされてきた記録さえ視界に入る。
歴史の常識が覆る瞬間が、いま目前に迫っているのかもしれない。
