ボクシング世界王者クロフォード選手が、無謀運転の疑いで一時拘束 警察の銃器使用に内部調査へ
2025.9.29
【©️Terence Crawford/Netflix】
ボクシングで史上初の「3階級4団体統一」を成し遂げた
テレンス・クロフォード(38=米国)が、
地元ネブラスカ州オマハで無謀運転の疑いにより警察に一時拘束された。
現地警察は停止の際に銃を使用しており、事案の対応をめぐって内部調査を進める方針を示している。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」などが報じている。
報道によると、現地時間28日午前1時半頃、クロフォードが運転していた車両が無謀運転の疑いでオマハ市警に停止を求められた。
車内にはクロフォードを含め4人が乗っており、警察官は同乗者の所持品から合法的に保持された銃器を確認。
この時、車両の乗員全員に対し銃を向けて降車を命じたという。
その後の調べで、発見された銃器はすべて合法的に所持されたものであることが判明。
警察はクロフォード本人を無謀運転の容疑で告発したが、拘束は短時間で終了した。
オマハ市のジョン・ユーイングJr.市長とトッド・シュマデラー警察署長は共同声明を発表し、「世界王者を祝福する特別な一日が、このような形で終わったことを遺憾に思う。市として真相を明らかにするため内部調査を行う」と述べ、市民や関係者に説明責任を果たす姿勢を強調した。
クロフォードは今月13日(日本時間14日)、ラスベガスのアレジアント・スタジアムで行われた世界スーパーミドル級4団体統一戦で、王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)に判定勝ち。スーパーライト級、ウェルター級に続き、男性ボクサーとして史上初となる3階級での4団体統一を達成したばかりだったが・・・羽目を外しすぎたことは否めない。