UFCディエゴ・ロペスが渾身のバックエルボーで劇的なTKO勝利!“新鋭”ジェアン・シウバの連勝ストップでブラジルのトップチームの一つのファイティング・ナーズ勢がまさかの3連敗

2025.9.14

米国テキサス州サンアントニオで行われた「Noche UFC 03」(日本時間9月14日)で、フェザー級注目カードとなったディエゴ・ロペスとジェアン・シウバの一戦が行われた。

地元声援を背にしたロペスが、2ラウンド終盤に放ったバックエルボーでシウバを崩し、パウンド連打でレフェリーストップ。

鮮烈なTKO勝利で復活を果たした。

 

▪️王者戦線に踏みとどまったロペス

メキシコ在住のブラジル人ファイター、ロペスは今年4月の王座決定戦で前王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキーに敗れて以来の再起戦。

序盤から鋭いカーフキックやトップポジションで試合を支配し、最後は相手の前進を逆手に取るバックエルボー一撃で勝負を決めた。試合後のインタビューでは「彼のレベルを段階的に見せてやろうと思った。準備してきた技で決められたことを誇りに思う」と、冷静に勝利を振り返った。

 

▪️連勝街道ストップのシウバ

一方、デビューから5連勝を続け「次代のスター候補」として注目されていたシウバは、この日がランキング上位ファイターとの試練の一戦。果敢に打ち合いを挑み、持ち前のムエタイストライクで見せ場をつくったが、土壇場で強烈な一撃を浴び、キャリア初のUFC黒星を喫した。

試合後も悔しさを隠せず、立ち上がりなお闘志を見せたが、

オクタゴンの空気は完全にロペスのものとなった。

今回の敗北により、シウバが所属するブラジル新鋭軍団「Fighting Nerds」は、

マウリシオ・ルフィ、カイオ・ボハーリョに続くチームで3連敗。

UFCの舞台において、フェザー級戦線が

簡単には勝てない過酷な階級であることがが窺い知れる。