世界王者から陥落!武居由樹選手がプロ初黒星・・・WBO世界バンタム級王座防衛ならず「必ず戻ってくる」
2025.9.14
ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチが
14日、トルコ・イスタンブールのIGアリーナで行われ、
王者の武居由樹(大橋)は同級1位クリスチャン・メディナ(メキシコ)に
4回1分21秒TKOで敗れ、3度目の防衛に失敗した。
これがプロ12戦目にして初黒星。
リング上では涙を見せたが、前を向いて再起を誓った。
初回、カウンターの左フックを浴びてダウンを喫した武居。立ち上がると、2回には強気のボディー攻撃でメディナを押し返す場面も見せた。しかし、4回にコーナーへ詰められるとアッパーの連打を浴び、レフェリーが試合を止めた。
試合後、武居はファンに深々と頭を下げながら花道を後に。
「勝って恩返ししたかったけれど、自分の力不足。必ずもう一度戻ってきます」と悔しさをにじませながらも再起を誓った。
元K-1王者としてキックから転向した武居は、2021年にプロボクシングデビュー。
破竹の連勝で21年目に世界王座を獲得し、以降2度の防衛に成功。
昨年は初のメーンイベントを務め、秒殺TKO勝利で存在感を見せていた。
今回の敗戦で連勝は止まったが、その実績と爆発力は健在だ。
「格の違いを見せたい」と挑んだ一戦は、まさかの結末となった。