武居由樹選手が3度目の世界戦防衛戦へ!メキシコの強豪メディナとの対戦に漂う緊張感

2025.9.12

プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹選手(大橋)が、

キャリアの分岐点となり得る大一番。

14日、名古屋・IGアリーナで挑戦者クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)との3度目の防衛戦に挑む。

 

 

12日に名古屋市内で行われた公式会見では、初めて対面したメディナを前に「コンディションは良さそうで、気合を感じた」と武居は慎重に言葉を選んだ。

 

王者としての自信をにじませながらも、

決して油断を許さない相手であることを認めている。

武居は今年5月、元ムエタイ王者ユッタポン・トンデイを127秒で沈め、復活を印象づけた。しかし、昨年の右肩負傷の影響や、防衛戦ごとに増すプレッシャーを考えれば、今回の一戦は「真価を問われる試合」ともいえる。大橋秀行会長(60)も「この試合をクリアすれば来年、大きな舞台が待っている。だが、それだけに負けられない」と現実を突きつける。

 

挑戦者メディナは、那須川天心(27=帝拳)の

練習パートナーを務めた経験を持つ“日本通”。

王者が将来的なターゲットとして名を挙げる那須川の“盟友”との対決は、単なる防衛戦にとどまらない意味を帯びている。

さらにサウジアラビアの「リヤド・シーズン」からのオファーも控える中、

結果次第で武居選手の進路は大きく変わるだろう。

本人は「先のことは考えていない。格の違いを見せるだけ」と強調する。

だが、冷静な言葉の裏に漂う緊張感は隠せない。

名古屋のリングで武居は、真の王者としての存在感を示せるのか!?