中谷潤人選手の10年来の盟友でもあるオラスクアガ、圧巻の2回TKOで3度目の防衛 統一戦へ意欲
2025.9.12
【©️DAZN/Anthony Olascuaga】
米ラスベガスで11日(日本時間12日)に行われたボクシングWBOフライ級タイトルマッチで、王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国、帝拳)が挑戦者フアンカルロス・カマチョ(28=プエルトリコ)を2回2分36秒TKOで下し、同級3度目の防衛に成功した。
序盤は挑戦者が下がりながら手数で応戦したが、王者は冷静に前進。
ロープ際に追い詰めると、強烈な左アッパーと右ストレートで試合の主導権を握った。カマチョは反撃の糸口をつかめず、レフェリーが早々に試合を止める展開となった。
オラスクアガにとっては、3月に元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)に判定勝ちして以来のリング。
試合後には「待つ期間は長かったけど、ずっと準備を続けてきた。右もアッパーも効いたのがわかった。今後は統一戦に挑戦したい」と、次なる目標を見据えた。
オラスクアガは、中谷潤人選手(M・T)が中学卒業後に単身渡米して以来、10年以上にわたり同じトレーナー、ルディ・エルナンデスの下で拳を磨いてきた盟友。近年は日本での試合が続いていたが、米国復帰戦でも圧倒的な勝利を見せ、国際舞台での存在感を示した。
この試合結果で2人の戦績は
オラスクアガ戦績/10勝(7KO)1敗
カマチョ戦績/19勝(8KO)2敗