K-1で久々のHEROS総合格闘技ルールで戦うカリミアンvsトループ、反則合戦で大混乱!因縁対決は裁定持ち越しに

2025.9.7

【©️K-1】

7日、東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された

「K-1 WORLD MAX 2025 -70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦で、

ヘビー級の総合ルールマッチ(HEROSルール)において

シナ・カリミアン(イラン)vsブレイク・トループ(米国)の因縁対決が、

前代未聞の“裁定保留”という幕切れとなった。

試合前から両者は一触即発。

前日会見でも大乱闘を演じ、緊張感に包まれる中でゴングが鳴った。

 

序盤はトループがテイクダウンからマウントを奪い主導権を握るが、カリミアンも強烈なパウンドで応戦。観客を沸かせる激しい攻防となった。だが第2ラウンド、トループがヒジ打ちを見舞った直後に、カリミアンの指が相手の目に入る“サミング疑惑”が発生。トループは視界が回復せず、試合続行不可能の事態に陥った。

通常なら即座に裁定が下されるが、主催者は「映像を精査したうえで後日発表」と説明。場内には騒然とした空気が広がり、期待していたファンからは大きなため息が漏れた。

さらに試合後には衝撃の乱闘劇。納得のいかないカリミアンが暴言を吐きながら

距離を詰めていきトループに殴りかかり、トループも応戦。

両陣営が選手を静止するためにリングへ入り乱れての大混乱となり、

スタッフが慌てて制止する事態にまで発展した。

待望の因縁対決は、不完全燃焼どころか“後味最悪”の形で幕を閉じた。

今後、両者の処分がどう下されるのか、K-1の対応が待たれる。