歌手の橋幸夫（本名：橋幸男）さんが

2025年9月4日の午後11時48分、82歳で亡くなった。

所属する夢グループが5日に発表した。

 

メディア報道関係者宛ての文書で、

「弊社所属歌手 橋幸夫（本名 橋幸男）が

令和7年9月4日 午後11時48分 享年82歳にて逝去致しました。

ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでお知らせ申し上げます」と伝えられた。

通夜は9月9日午後6時から、葬儀は10日正午より東京・小石川の「浄土宗 無量山 傳通院」で営まれる。

葬儀委員長は夢グループ代表の石田重廣氏、喪主は妻・真由美さんが務める。

1943年5月3日生まれ、東京都出身。

中学時代から作曲家・遠藤実氏に師事し、1960年に「潮来笠」でデビュー。同曲で日本レコード大賞新人賞を受賞し、舟木一夫さん、西郷輝彦さん（2022年死去）とともに“御三家”として一世を風靡した。NHK紅白歌合戦には17回連続を含む通算19回出場。「いつでも夢を」（1962年、吉永小百合とのデュエット）や「霧氷」（1966年）で日本レコード大賞を2度受賞するなど、昭和歌謡史に名を刻んだ。

 

2023年5月に引退を表明したが、ファンからの熱い要望を受けて再びステージへ。アルツハイマー型認知症を公表しながらも、歌い続ける姿は多くの人々に勇気を与えた。病と向き合いながら最後まで“歌手・橋幸夫”であろうとしたその生き様は、まさに夢と希望を歌に託し続けた人生だった。