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ユーロバスケット2025のグループAで、トルコ代表がセルビア代表を破り、5戦全勝を達成した。アルペラン・シェングンとニコラ・ヨキッチのスター選手対決は注目を集めたが、勝敗を決めたのは両者を支えるチーム全体のパフォーマンスだった。

 

試合序盤から互いに得点を重ね、ハイレベルな攻防が展開された。ヨキッチは22得点、9リバウンド、4アシスト、3スティール、1ブロックと安定した数字を記録。一方のシェングンは28得点、13リバウンド、8アシストと『ほぼトリプル・ダブル』の活躍で勝利に貢献した。

しかし、セルビアはボグダン・ボグダノビッチの戦線離脱が響き、オフボールでの得点機会が限定され、ヨキッチへの負担が大きくなった。試合終盤まで僅差で追いすがったものの、ラスト5分でトルコが13-4のランを決めて勝利を確定させた。

トルコの勝因は、シェングンと並ぶ活躍を見せたシェーン・ラーキンの存在も大きい。

開幕から4試合で平均7.8得点、3.8アシストだったラーキンは、この試合で23得点、9アシストと攻守にわたりチームを牽引した。ジェディ・オスマンらのハードワークと連動したチームオフェンスが、勝利を支えた。

試合後、ラーキンは「この試合はチームにとって非常に重要な一戦だった。勝利は嬉しいが、目標はメダル獲得。今日の勝利を次のステップにつなげたい」と語った。また、シェングンについて「もはや『ベビー・ヨキッチ』ではなく、次のレベルに到達した選手だ」と評価。チームにとって自信につながる勝利となったことを強調した。

トルコはこれでグループ5戦全勝。

決勝トーナメントに向け、弾みをつけて勢いを維持したまま臨むことになる。