ドジャース首位陥落 大谷選手は無安打、ダルビッシュ投手が存在感示す3勝目

2025.8.23

【©️San Diego Padres】

米大リーグは22日(日本時間23日)、ナ・リーグ西地区の首位攻防戦がサンディエゴで行われ、ドジャースはパドレスに1―2で敗れ、単独首位の座を明け渡した。大谷翔平選手は「1番・DH」で復帰したが3打数無安打。対するパドレスの先発、ダルビッシュ有投手は6回をわずか1安打に封じる快投で今季3勝目を挙げ、日米通算205勝に到達した

 

大谷選手は前日、移籍後初めて休養で欠場。

この日は気迫十分に一塁へ全力疾走する場面もあったが、ダルビッシュの緩急を前に打球は伸びを欠いた。

最終打席は中堅へ大飛球を放ったもののフェンスを越えられず、あと一歩で復調を示せなかった。

ドジャースは新鋭フリーランドの一発で先制したが、その直後に守備陣が揺らいだ。

先発スネルが4回、古巣パドレス打線に捕まり、マチャドの適時打とボガーツの犠飛で逆転を許すと、打線は終盤まで沈黙。

9回に一死一・三塁と粘りを見せたが、テオスカー・ヘルナンデスが空振り三振に倒れ、反撃は及ばなかった。

 

一方のダルビッシュ選手は3回にフリーランドの一発を浴びた以外は危なげなし。

ベテランらしい安定感を見せつけ、チームを4連勝に導いた。

パドレスはこれでドジャースと並んで同率首位。西地区の主導権争いは、激しさを増している。

ドジャースは24日にグラスノー、25日に山本由伸投手が先発予定。

連敗を止め、再び首位を奪還できるかが試される。