MLBエンゼルスの菊池雄星投手、序盤苦しむも課題収穫の登板 次回への修正に意欲
2025.8.16
ロサンゼルス・エンゼルスの菊池雄星投手(34)が15日(日本時間16日)、敵地サター・ヘルス・パークで行われたアスレチックス戦に先発。結果は4回5安打4失点で今季8敗目(6勝)を喫したものの、球数を要しながらも粘り強く投げ抜き、今後に向けた修正点を明確にした登板となった。
立ち上がり、先頭のランゲリアーズに高め直球を捉えられソロ本塁打を許したが、以降はランナーを背負いながらも要所でカーブを決めてピンチを切り抜けた。2回はモンカダの好守に助けられ無失点。3回には4番トーマスに3ランを浴びたものの、崩れかけた流れを守備陣とともに断ち切り、追加点は許さなかった。
序盤から粘られる場面が多く、3回までに球数は80球に達したが、4回にはこの日唯一の三者凡退を記録。試合の中で修正力を発揮し、次回登板へつながる兆しを見せた。
菊池は前回登板に続き4失点での降板となったが、防御率は依然として3点台をキープ。チームは救援陣も打ち込まれ10失点と苦しい展開になったが、本人にとってはフォームの微調整や球種配分を見直す貴重な機会となった。