【©️SCREEN THRILL】

映画ファン待望のニュースが届いた。2004年に全世界で約6億1000万ドルの興行収入を記録し、大ヒットとなったメル・ギブソン監督の「パッション」の続編が、なんと2部作として2027年春に公開されることが明らかになった。

米エンターテイメント・ウィークリーの報道によると、続編のタイトルは「The Resurrection of the Christ: Part One」「The Resurrection of the Christ: Part Two」（いずれも原題）とされ、ライオンズゲートが制作を進めているという。

前作「パッション」は、イエス・キリストの受難、特に最後の12時間に焦点を当てた衝撃作で、ギブソン監督が自らの資金を投じて製作。

宗教映画の枠を超え、社会的な話題を巻き起こした作品だ。続編では、キリスト教の最も重要な教義である“復活”を軸に据え、壮大かつ重厚な物語が描かれる予定だ。

さらに公開日は、キリスト教の聖なる日と強く結び付けられている。

パート1は2027年3月26日の聖金曜日に、

パート2はその40日後にあたる5月6日の昇天祭に公開される。

この日付設定も、聖書の教えに忠実なものとなっている。

ギブソン監督は今年のポッドキャストで続編について「これまでに見たこともないほど過激で、常識を覆すような脚本だ」と語り、天使の堕落から最後の使徒の死まで、壮大なスケールで物語が展開されることを明かした。また「地獄の描写は避けられない。サタンも登場させる。野心的すぎるかもしれないが、挑戦する価値がある」と製作への意欲を熱く語っている。

キャストも続投が決定。ジム・カビーゼルが再びイエス・キリストを演じ、モニカ・ベルッチがマグダラのマリア役として戻ってくる。監督自身は、製作パートナーのブルース・デイビーと共にプロデュースも担当し、話題作の続編に向けて着々と準備を進めている。