吉沢亮主演『国宝』興収88億円突破 100億円超え射程に “深く刺さる”作品への手応え語る
2025.8.11
【©️東宝株式会社】
俳優・吉沢亮(31)が10日、大阪市内で行われた主演映画『国宝』(李相日監督)の特大ヒット記念舞台あいさつに登壇した。
同作は6月6日の公開から2カ月が経過した現在も、全国の劇場でロングラン上映が続き、観客動員は600万人超。興行収入は88億円を突破し、実写邦画として異例の大ヒットを記録。
━
▪️100億円超えも視野に入り、映画界で大きな話題を呼んでいる。
舞台あいさつでは、李監督が「“国宝ブーム”の影響? そんなに生活には影響ないですよ。ないよね」と笑いを誘うと、吉沢も「まったくないですよね」と応じ、会場を和ませた。一方で李監督は「伝わる人にきちんと伝わる、深く伝わる映画を作ろうとやってきた。それが社会現象になるとは、自分が一番驚いています」と率直な心境を語った。
吉沢も観客の熱量に感謝。「多くの方に愛していただいている状況が続いているのは非常にうれしい。深く心に届く作品になればいいと思っていたが、これだけたくさんの方に“刺さっている”のはびっくりです」と手応えを口にした。
『国宝』は直木賞作家・吉田修一氏の同名小説を原作に、歌舞伎界を舞台に2人の天才役者の生き様を描いた人間ドラマ。上映時間は175分に及ぶ長編ながら、満席回やリピーターも多く、口コミによる集客の広がりが続いている。興行関係者の間では「この勢いなら、100億円突破は現実的」との声も上がっている。