「ドリカム花火2025 in 札幌真駒内」開催中止が決定 安全対策強化のため
2025.8.8
8月23日に北海道札幌市真駒内で予定されていた「ドリカム花火2025」が、主催者の判断により中止となることが8日に発表された。主催の実行委員会およびユニバーサルミュージックの公式サイトで詳細が公表されている。
今回の中止は、7月12日に同会場で開催された「第13回真駒内花火大会」にて、花火の燃えカスが立入禁止区域付近に落下する事象が発生したことを受けたものである。当時は警備強化中の区域であったため、幸いにも怪我人や火災などの被害はなかったが、関係各所からさらなる安全対策の強化が強く求められたという。
実行委員会では当初から万全の警備体制を敷いて準備を進めていたが、昨今の天候の急変や全国各地で相次ぐ花火大会における事故の状況を鑑み、警備体制を再検討。結果として、安全面での万全な対応が困難であると判断し、苦渋の決断として今年の開催中止を決定した。
主催者は、「来場予定の皆様や出演アーティスト、関係者の方々には多大なご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます」と謝意を示すとともに、「お客様の安全を最優先に考えた判断であることをご理解いただきたい」と呼びかけている。
なお、同花火大会の振替開催は行わず、チケット購入者に対しては18日18時以降、
公式サイトにて払い戻し方法が案内される予定だ。
また、イベント名称や楽曲提供などで協力したDREAMS COME TRUEの中村正人氏、
吉田美和氏ら関係者に対しても、今回の決定に伴うお詫びの言葉を伝えている。