MLB大谷翔平選手、34号2ランで存在感発揮“2番・DH”起用が奏功
2025.7.21
【©️Los Angeles Dodgers】
ドジャース・大谷翔平選手(31)が「2番・指名打者」で先発出場し、2戦連発となる34号2ランを放った。試合は惜しくも敗れたが、大谷のバットは確実に後半戦の加速に勢いを与えている。
この日の第2打席、大谷は左腕キンタナの内寄りのシンカーを捉え、鋭い打球で左翼ブルペンへ運んだ。打球速度は108.7マイル(約174.9キロ)、角度22度の完璧な一撃で、チームに先制点をもたらした。3打数1安打2打点に加え、1四球と打席内容も充実。開幕から続くハイレベルな打撃は、ここにきてさらに磨きがかかっている。
注目されたのは、今季初めて「1番」に入ったベッツと、「2番・DH」に配置された大谷の打順変更。ロバーツ監督は試合前、「すべてを総合的に判断した。登板日やその翌日は、試合開始時に打席に立たなくて済むのは、彼にとって非常に助けになる」と説明。試合後には「左腕相手にも強引にならず、逆方向にはじき返した。彼は必要なことをすべてやっている」と手放しで称賛した。
攻守のバランス、コンディション管理、出塁率の最適化。2番・DHという起用は、それらを高度に両立させる策として機能している。指揮官の狙い通り、大谷は2番の重責を十分に果たし、今後への期待を大いに膨らませた。
大谷は日本時間22日のツインズ戦で今季6度目の先発登板を予定しており、3イニング程度の登板が見込まれる。