NBAサマーリーグの河村勇輝選手が逆転劇の立役者に!! 最終戦へ「2way契約」の現実味も
【©️Chicago Bulls,】
現地16日、米ラスベガスで行われたNBAサマーリーグの一戦で、ブルズの河村勇輝(24)が躍動した。途中出場ながらも1試合を通じて24分間のプレーで9得点、6アシスト、3リバウンド、2スティールを記録。チームの逆転勝利に大きく貢献し、現地メディアもその存在感に注目を寄せている。
河村は第1クオーター残り3分52秒からコートイン。
即座にリズムを掴み、自らのリバウンドから速攻を演出すると、ノールックバウンズパスで味方の3点プレーをお膳立てし、初アシストを記録した。攻守において高い判断力を発揮し、テンポを加速させるプレーで流れを引き寄せた。
続く第2Qではジャンプシュートで初得点。スチールからのレイアップやターンオーバー誘発など、守備面でも評価を上げた。第3Qはフェイダウェイジャンパーを決め、第4Qでは圧巻の4連続アシスト。中でもハッスル時代の旧友マオジーニャ・ペレイラへのノールックパスは、観客を沸かせるファインプレーとなった。
終盤には左ウイングから3Pシュートも沈め、攻撃面での多様性を示した。9本中4本のシュート成功(FG44.4%)、3本中1本の3P成功(33.3%)という数字も、効率性を裏づけている。
サマーリーグを通じて河村は、試合を読む力とゲームメイク能力、そして勝負どころでの冷静なプレーでブルズ首脳陣の信頼を着実に勝ち取ってきた。そして、次戦18日(日本時間19日)のジャズ戦が、今大会サマーリーグでの最後のアピールチャンスとなる。
チーム内には控えガードの層にまだ余地があり、ブルズは2way契約を通じて有望株を囲い込む可能性を模索している。
河村が最終戦でもインパクトを残せば、NBAとGリーグの両方でプレーできる2way契約のオファーが現実味を帯びてくるだろう。