ベナビデス対ヤードら注目の世界戦が11月22日、サウジ・リヤドで開催決定
2025年11月22日、サウジアラビア・リヤドのANBアリーナで「The Ring IV」と題された国際的なボクシング興行が開催されることが明らかになった。これは、サウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アルシェイク長官が自身のSNSで発表したもので、同興行は同国の大規模イベント「リヤド・シーズン」の一環として位置付けられている。
━━━━━━
メインイベントでは、米国のWBC世界ライトヘビー級王者デービッド・ベナビデス(28)が、英国の同級5位アンソニー・ヤード(33)を迎え、2度目のタイトル防衛戦に臨む。ベナビデスはこれまで無敗の30戦30勝(24KO)と驚異的な戦績を誇り、対するヤードも30戦27勝(24KO)3敗と実力派だ。
セミファイナルでは、WBO世界ウェルター級王者ブライアン・ノーマン(24、米国)が、WBC同級1位で元世界2階級制覇王者のデビン・ヘイニー(26、米国)と激突。ノーマンは3度目の防衛戦を迎え、ヘイニーは世界3階級制覇を目指す意気込みを見せる。
さらに、空位のWBO世界ライト級王座をかけて、米国のアブドゥラ・メイソン(21)と英国のサム・ノークス(27)が、共に全勝のまま初の世界タイトル戦に挑む。メイソンは19戦19勝(17KO)、ノークスは17戦17勝(15KO)と期待の若手が名を連ねる。
また、WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(25、米国)は、WBA同級王者フェルナンド・マルティネス(33、アルゼンチン)との王座統一戦に挑む。ロドリゲスは11月19日に米テキサス州フリスコでWBO王者プメレレ・カフ(30、南アフリカ)との2団体統一戦を控えており、勝利すればこのマルティネス戦は3団体統一戦として注目を集める。
この「The Ring IV」興行の発表会見は11月11日にニューヨークで開催され、同日の様子はザ・リングの公式SNSを通じて生配信される予定だ。
試合の模様はスポーツ専門の動画配信サービスDAZNのPPVで独占配信される。