大谷翔平選手が日米通算300号のメモリアルアーチ!“打者天国”で放った豪快弾でドジャース逆転勝利に貢献
【MLB】ロッキーズ 7―9 ドジャース(日本時間6月25日/デンバー・クアーズ・フィールド)
【©️Los Angeles Dodgers,】
ドジャースの大谷翔平が、ついに歴史的な節目を迎えた。日本時間25日に行われたロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、6回の第4打席で左翼スタンドへ豪快な一発を放ち、日米通算300号本塁打を達成。敵地クアーズ・フィールドにその名を刻んだ。
大谷はこの試合、5打数1安打2打点。27号となる本塁打は、今季2試合連続弾であり、記念すべき300号でもあった。飛距離は373フィート(約113.7メートル)、打球速度は101.6マイル(約163.5キロ)、打球角度は27度と、まさに技術とパワーを兼ね備えた一撃だった。
舞台は“打者天国”と称される高地デンバーのクアーズ・フィールド。高反発の空気がボールをよく飛ばすとはいえ、ホームランに求められる技術が問われる難しい球場でもある。そんな中で大谷が放った一発は、レフトポール際ギリギリに飛び込む芸術的な逆方向弾。通算記録を彩るにふさわしい一打となった。
試合は序盤から両軍の打線が爆発し、合計28安打が飛び交う乱打戦に。ドジャースは4回にコンフォートの3ランなどで一挙6点を挙げて逆転に成功。8回にはロッキーズに追い上げられたものの、終盤の継投でリードを守り切り、9―7で勝利を収めた。これでチームは連勝を飾った。
大谷はこれまでMLBで187本、日本プロ野球(NPB)で85本の本塁打を放っており、この日のアーチで日米通算300本塁打の大台に到達。偉業を達成しながらも、本人は淡々と試合に集中する姿勢を崩さなかった。
27歳にして日米300本塁打を達成した二刀流のスターは、今後どこまで記録を伸ばすのか。ドジャースの快進撃とともに、さらなる活躍が期待される。