RIZIN北海道大会 元K-1王者シナ・カリミアン、MMA初挑戦も強気「触れた瞬間に終わる」
【©️RIZIN FF】
6月14日(土)に北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催される『RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO』に出場する元K-1王者のシナ・カリミアン(イラン)が、試合を前に意気込みを語った。対戦相手は荒東“怪獣キラー”英貴(パンクラス大阪稲垣組)。RIZIN MMAルール(5分3R・120.0kg契約)での一戦となる。
▪️K-1王者から総合格闘技へ初挑戦
カリミアンはK-1 WORLD GPクルーザー級で初代・第3代王者に輝いた実績を持つ実力者。しかし、その闘志あふれるスタイルは時に危険視されることもあり、昨年以降は反則行為で物議を醸す場面もあった。昨年12月のRIZIN大晦日大会では安保瑠輝也と激突し、バックブローによる反則を取られた。さらに今年5月のRIZINでは皇治とのボクシングマッチでドローに終わっている。
そんなカリミアンが、ついにMMA(総合格闘技)に初挑戦する。
▪️対戦相手・荒東英貴とは!?
対する荒東は、柔道をバックボーンに持ち、タイでムエタイを学んだ後にMMAデビュー。2022年にはGRACHAN無差別級トーナメントを制し、翌年のRIZINでは貴賢神をTKOで撃破。着実に実績を積んできた選手だ。
「ルールは関係ない、俺は戦士だ」自信満々のカリミアン
12日に札幌市内で行われた個別インタビューに登場したカリミアンは、「MMAは初めてだが、体の調子は万全。まるでライオンがジャングルに入って獲物を狩るような気持ちだ」と、自信に満ちた表情を見せた。
さらに「戦いにルールは関係ない。俺はどんな状況にも対応できる」と語り、MMAルールへの対応力に自信を見せた。グラウンド技術の習得状況については明言を避けたものの、「“地獄のコーチ”と作戦を練ってきた」と、試合に向けて抜かりはないと強調した。
ただし、MMAルールについて問われた際に「サッカーボールキックはルールで許されているのか?」と聞き返す場面もあり、ルール理解の面で若干の不安をのぞかせた。
▪️「触れた瞬間に終わる」豪快KO予告
試合展開の予想については「4オンスグローブなら、触れた瞬間に相手は倒れる。1Rで終わるだろう」と、豪快なKO宣言。荒東の経験を認めつつも、「相手はきっと驚くだろう。打ち上げ花火があがるぞ。ライオンの狩りが始まる」と、強気なメッセージで締めくくった。
K-1の舞台から総合格闘技へと活躍の場を移すカリミアンだが、対戦相手の陣営が戦術に長けた稲垣組となると、そう易々と簡単にMMA初勝利とはならない気もするが・・・はたして結果はどうなるか!?