朝倉海選手が若松佑弥選手のもとへ─世界を見据えた進化の場にTRIBE TOKYO MMAを選択

2025.5.28

【朝倉海選手の5月16日インスタ投稿画像より】

 

2025年8月16日(日本時間17日)に米シカゴで開催される『UFC 319: Du Plessis vs. Chimaev』にて、朝倉海(JAPAN TOP TEAM)のオクタゴン2戦目が正式に決定。対戦相手は、実力派グラップラーのティム・エリオット(米国)となった。

 

この一戦に向け、朝倉が新たな強化策として選んだのは、TRIBE TOKYO MMAへの出稽古だった。TRIBEといえば、現ONE世界フライ級王者・若松佑弥を擁し、長南亮代表のもと国内屈指の育成力と実戦的な練習環境で知られる強豪ジム。今回の出稽古は、朝倉が自身のSNS『WAVERS ~革命の海~』で明かしたものだ。

 

▪️若松佑弥選手との再会、そして再び交わる拳

朝倉と若松は過去にJTTでスパーリングを重ねた間柄。

今回、若松がアドリアーノ・モラエスを1R TKOで破りONEの頂点に立ったことで、再び両者の距離が縮まった。

「彼の戴冠の瞬間を一番前の席で見ていた。自然と声が出ました」と振り返る朝倉は、若松のフィジカルと爆発力を絶賛。「右のパンチの破壊力、独特なバネ、スタンドでの圧力……久々に張り詰めた緊張感の中で練習できた」と、その強度に刺激を受けた様子だ。

一方の若松も、「朝倉さんはまるでマシンガンのよう。連打の鋭さと身体能力の高さが日本人離れしている」と、朝倉の攻撃力とフィジカルを高く評価。「今後も一緒に練習して、多くを学びたい」と語り、継続的な合同練習への意欲を見せた。

 

▪️「対世界」へ、環境を求めてTRIBEへ

今回の出稽古のきっかけは、朝倉の問いかけだった。

「TRIBEに僕と似たような選手はいる?」という質問に対し、若松は「海さんのような“超攻撃型”タイプは今いない」と回答。これを受け、「ぜひ行かせてください」と朝倉は即決したという。若松は長南代表に朝倉の練習参加を伝えるとし、出稽古は実現へと動き出した。

朝倉自身も「世界と戦うには、日本のトップと練習する必要がある」と語っており、実力者が集うTRIBEの環境は、今回の対戦相手であるエリオット攻略に向けた絶好の機会となるだろう。

また、TRIBEには仙三や堀江登志幸トレーナーとの縁もあり、和田竜光、石井逸人、後藤丈治ら近い階級の選手が在籍。グラップリングを主軸とするエリオット対策としても申し分ない環境だ。

 

▪️「UFC319、必ず勝つ」シカゴ決戦へ向けて

朝倉は自身のSNSに「試合決定 必ず勝つ UFC319 Chicago」と投稿し、意気込みを語った。

ライバル関係を超えた刺激的な関係性と、進化を求める貪欲さ。

そのどちらもを兼ね備えた環境へ身をおく朝倉海が、T

RIBE TOKYO MMAで得るものは

今後の格闘技人生において大きな糧となることだろう。