ドジャー・スタジアムが「日本のホーム」に? 米メディアが大谷効果を警戒
2025.4.16
©︎Los Angeles Dodgers,
2028年ロサンゼルス五輪・パラリンピック組織委員会は、現地時間15日(日本時間16日)、野球競技の会場をMLBロサンゼルス・ドジャースの本拠地「ドジャー・スタジアム」に決定したと発表した。五輪における野球の開催は、2021年の東京大会以来、2大会ぶりとなる。
大谷は昨年7月、「出たい気持ちはもちろんある。五輪は特別な舞台」と発言し、出場への強い意欲を示していた。ドジャース移籍後は、シーズンを通じて同スタジアムで81試合以上プレーしており、地元ファンの間でも圧倒的な人気を誇る。メディアは「彼はどこでも人気があるが、特にドジャー・スタジアムでは群を抜いている」と、その影響力の大きさに懸念をにじませている。
米国代表はこれまでに五輪へ5回出場し、金メダルは2000年のシドニー大会での1回のみ。28年ぶりの頂点を目指す今大会では、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)、フィリーズのブライス・ハーパー内野手(32)など、MLBのスター選手たちも出場に意欲を見せている。
だが、その“最強の敵”として立ちはだかるのが、大谷を中心とする日本代表、いわば“チーム・オオタニ”だ。
ホームフィールド・アドバンテージ(地元開催の利)が、そのまま日本の金メダルを意味するわけではないが、大谷の存在により、日本は非常に良好な環境で戦うことができる。
空前の大谷フィーバーに沸くロサンゼルスだが、米国にとってドジャー・スタジアムでの開催が“歓迎一色”とは限らないようだ。