河村勇輝選手が24得点! 八村塁選手 欠場でも韓国に連勝 千両役者が輝くほど際立つ日本代表の進化

2026.8.16

【©️JBA】

バスケットボール男子日本代表が、韓国との国際強化試合で連勝を飾った。

16日、東京・有明アリーナで行われた第2戦で、日本は韓国を95-66で下した。15日の第1戦でも88-68で勝利しており、2試合続けて20点差以上をつける快勝。27日に始まる2027年ワールドカップ(W杯)アジア地区2次予選に向け、大きな弾みをつけた。

 

この試合でひときわ輝いたのが、河村勇輝選手だった。

河村選手は両チーム最多となる24得点を記録。

前日の第1戦で22得点を挙げた八村塁選手を上回る数字で、

2日間にわたって日本代表の「千両役者」が主役を務める形となった。

 

15日の第1戦では、八村選手が2年ぶりの代表戦でいきなり22得点。

第1クオーターから3ポイントシュートを含む9得点を奪い、日本の11-0という好スタートを演出した。八村選手がコートに立つだけで相手守備に大きな警戒を強いることができ、日本の攻撃にスペースが生まれる。その存在感は、得点数以上の価値を持っている。

そして16日は、その八村選手がコンディション調整のため欠場。

それでも日本代表の攻撃力は落ちなかった。

河村選手が先発としてコートを駆け回り、速攻やドライブ、外角シュートなど多彩な攻撃で韓国を攻略。日本は第1クオーターを26-16と10点リードで終えると、前半を48-32として主導権を握った。その後も流れを渡さず、最終的には29点差の95-66で勝利した。

ここで注目したいのは、単に「河村選手が24得点した」という事実だけではない。

前日は八村選手が22得点。

翌日は河村選手が24得点。

日本代表は、NBAでプレーする2人の千両役者が、それぞれ異なる形でチームを引っ張る姿を示した。

これは今後の日本代表を考えるうえで、非常に大きな意味を持つ。

八村選手が得点を重ねれば、相手守備はその対応を迫られる。そこから河村選手のドライブやパスが生き、外角のシューターにもスペースが生まれる。

一方で、河村選手がボールを持って攻撃を仕掛ければ、

相手守備が収縮し、周囲の選手がフリーになる。

つまり、日本代表にとって「千両役者の得点」は、個人の得点にとどまらない。

主役が輝けば、チーム全体が輝く。

そこが現在の日本代表の大きな魅力だ。

実際、16日の試合では河村選手だけでなく、

佐々木隆成選手らも外角から得点を重ね、日本は後半も攻撃の勢いを維持した。

八村選手、富永啓生選手、西田優大選手らが欠場する状況でも、

チームとして95得点を挙げたことは、攻撃の層が広がっていることを感じさせる。

そして、この2連戦で特に印象的だったのが、八村選手と河村選手の存在だ。

NBAという世界最高峰の舞台でプレーする2人が日本代表に加わることで、チームの攻撃には明確な軸が生まれる。

15日は八村選手が22得点。

16日は河村選手が24得点。

2人がそれぞれ主役となりながら、チーム全体を押し上げた。

さらに15日の試合後には、馬場雄大選手も八村選手と河村選手について、それぞれの強みを生かせたことへの手応えを語っている。合流から間もない段階でありながら、今後さらに連係を高められるという期待感も広がっている。

日本代表にとって、これは非常に明るい材料だ。

スター選手が得点を独占するのではなく、スターが相手の守備を引きつけることで、ほかの選手にもチャンスが生まれる。

八村選手がいるときは八村選手を中心に。

河村選手が攻撃を仕掛けるときは河村選手を中心に。

そして、その周囲にいる選手たちが自分の役割を果たす。

この形が成熟していけば、日本代表はこれまで以上に相手にとって守りにくいチームになっていく。

今回の韓国との2連戦は、その可能性を強く感じさせるものだった。

27日には敵地でサウジアラビア、31日にはトヨタアリーナ東京でカタールと、W杯アジア地区2次予選を戦う。

強化試合で得た勢いを公式戦につなげられるか。

八村選手という大きな存在に加え、河村選手というもう一人の千両役者が躍動する日本代表。

主役が得点を稼ぐほど、チーム全体の強さが際立つ。

韓国との2連勝は、日本代表が新たなステージへ進むための確かな手応えを示す2試合となった。