元阪神・森木大智投手がドレスと電撃マイナー契約 MLB公式サイトも注目の21年ドラ1右腕、再起の舞台は“投手育成の名門”

2026.2.10

阪神を戦力外となっていた森木大智投手が、メジャーリーグ球団パドレスとマイナー契約を結んだことが明らかになった。MLB公式サイトが9日(日本時間10日)までに伝えており、若き右腕の新天地が正式に米球界となった。


 

MLB公式サイトによると、森木投手は1月23日(同24日)にパドレスとマイナー契約を締結。すでに同サイト内には個別ページも作成されており、所属先はパドレス傘下のルーキーリーグ、アリゾナ・コンプレックスリーグ(ACL)と記されている。

 

森木選手は2021年ドラフトで阪神から1位指名を受けてプロ入り。

高校時代から世代屈指の剛腕として注目を集めたが、プロでは度重なる故障や調整に苦しみ、1軍登板は2022年の2試合にとどまった。2025年オフに戦力外通告を受けた後は合同トライアウトにも参加し、国内外で次のチャンスを模索していた。

今回のマイナー契約は、決して異例ではない。

近年のMLBでは、NPBで伸び悩んだ若手や元ドラフト上位選手をマイナーで獲得し、時間をかけて再構築する動きが活発化している。特に投手市場ではFAの高騰が続いており、球団側は「低コスト・高リターン」を狙えるマイナー契約を重要な補強ルートと位置づけている。

パドレスはその代表格とも言える球団だ。

豊富な分析データと育成ノウハウを背景に、球速や回転数といった“素材”を重視した投手育成に定評がある。森木投手にとっても、結果よりも成長プロセスを評価されやすい環境は再起への追い風となる。

もっとも、マイナー契約は決して安泰ではない。

昇格には明確な数字の結果と継続性が求められ、1年で結果を残せなければ次の契約が保証されるわけでもない。それでも、まだ20代前半という年齢とドラフト1位のポテンシャルを考えれば、MLB球団が再評価に踏み切った点は大きい。

日本で果たせなかった飛躍を、米国の育成システムで実現できるか!?