【RISE】“闘う兄弟”に試練 鈴木千裕の兄・宙樹が眼窩底骨折で無念の欠場 代役は岩城悠介に決定

2025.5.20

【©️RISE】

 

5月31日、後楽園ホールで開催される立ち技格闘技イベント「RISE188」に出場予定だった鈴木宙樹(28=RIKIX)が、負傷のため欠場することが主催者より発表された。

宙樹は試合を目前に控えた練習中にアクシデントに見舞われ、精密検査の結果、「眼窩底骨折」と診断。手術が必要とされ、やむを得ず今回のカードをキャンセルすることとなった。代役としては、同じRIKIX所属の岩城悠介(31)が急きょ出場を決断。原口アンドレイ(25=TEAM TEPPEN)との一戦に臨む。

鈴木宙樹は、実弟である“二刀流ファイター”鈴木千裕の兄としても格闘技ファンの間では広く知られる存在。千裕は現KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者であり、かつてRIZINフェザー級王座を戴冠したトップ選手。兄弟そろって国内外の舞台で活躍する格闘一家だ。

宙樹はキックボクシング団体「Krush」でプロデビューを果たし、以降はKNOCK OUT、ONE Championship、そしてRIZINと、多岐にわたるリングを経験。テクニカルなスタイルと強打を武器に、プロ通算19戦16勝(うち10KO)3敗という好成績を残している。近年ではその実力に磨きをかけ、名実ともに日本を代表するキックボクサーの一人に数えられていた。

 

弟・千裕がMMAとキックの両輪で名を馳せるなか、宙樹も独自の道を歩み、兄弟での同日出場や同イベント参戦も話題となっていた矢先の負傷だけに、ファンからは落胆と心配の声が上がっている。

宙樹はまず治療とリハビリに専念する。