ONE Fight Night 28でプラジャンチャイが圧巻のTKO勝利!! バルボーサはドクターストップで無念の敗北

2025.2.8

ONE Fight Night 28でプラジャンチャイが圧巻のTKO勝利!!

【画像提供/ ONE Championship】

 

アジア最大級の格闘技イベント

「ONEチャンピオンシップ」が開催する

『ONE Fight Night 28』が、2025年2月8日、

タイ・バンコクのルンピニー・スタジアムで行われた。

本大会のメインイベントでは、

ストロー級ムエタイ世界タイトルマッチが行われ、

王者プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)が

挑戦者エリス・バルボーサ(英国)をTKOで下し、初防衛を果たした。

 

▪️王者プラジャンチャイ、鮮烈なヒジ攻撃で初防衛成功!

○ プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ/王者)
TKO 4R 1分55秒 ※ドクターストップ
● エリス・バルボーサ(英国/挑戦者)
※プラジャンチャイが初防衛に成功

 

プラジャンチャイは、ムエタイの2大殿堂

ルンピニー・スタジアムとラジャダムナン・スタジアムの王座に輝いた実力者。

2021年にサムエー・ガイヤーンハーダオを下し、

ONEストロー級ムエタイ王者に。

しかし、翌22年5月の初防衛戦でジョセフ・ラシリにTKO負けし王座陥落。

その後、暫定王座を獲得し、2023年12月の統一王座決定戦でラシリを初回KOし、再び王者に返り咲いた。

さらに、昨年6月にはキックボクシング世界タイトルも獲得し、

2競技制覇を達成している。

一方、挑戦者のバルボーサは元WBCムエタイ欧州王者。

2023年12月にONEデビューを果たし、KO勝利を収めたものの、

その後のドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が発覚し、

試合結果がノーコンテストに変更された。

再起をかけた昨年7月の試合では

アリーフ・ソー・デチャパンを接戦の末に破り、

今回のタイトル挑戦にこぎつけた。

 

▪️試合展開

1R:バルボーサが前進、プラジャンチャイは冷静に迎撃

序盤、バルボーサはジャブと前蹴りを織り交ぜながら前進し、ハイガードで距離を詰める。対するプラジャンチャイは、それを巧みにいなしながら、カウンター気味に左ミドルと右ストレートをヒットさせる。終盤には激しい打ち合いが繰り広げられ、ゴングが鳴った後も互いに動きを止めず、レフェリーが間に入る場面も見られた。

2R:プラジャンチャイの鋭いヒジがバルボーサを襲う

このラウンドからプラジャンチャイは前に出て、圧力を強める。手数を増やしつつ、ノーモーションの右ストレートから強烈なヒジ攻撃を繰り出す。バルボーサが組みつくと、プラジャンチャイは至近距離でヒジを連打。これにより、バルボーサは左眉付近をカットし、大量の出血を伴うダメージを負う。

3R:プラジャンチャイ、徹底したダメージコントロール

バルボーサの左目付近は腫れ上がり、視界が制限される中での戦いに。プラジャンチャイはパンチのコンビネーションに加え、的確なヒジを繰り出し、ダメージを集中攻撃。バルボーサもローキックとパンチで応戦するが、プラジャンチャイの精度の高い攻撃が優勢に試合を進める。

4R:プラジャンチャイの右ヒジが炸裂!ドクターストップで試合終了

迎えた第4ラウンド、バルボーサは果敢に前進し、反撃の機会を伺う。しかし、プラジャンチャイの鋭い右ヒジがバルボーサの顔面を直撃!大きく傷を広げ、流血が悪化する。王者はすぐさま勝利を確信し、指を突き立てると、リングドクターがバルボーサの傷口を確認し試合をストップ。プラジャンチャイがドクターストップによるTKO勝利を収め、見事に初防衛を果たした。

 

▪️王者の貫禄を見せつけたプラジャンチャイ、さらなる防衛戦に期待

この試合でプラジャンチャイは「ファイト・オブ・ザ・ナイト」のボーナスも獲得し、

王者としての実力を改めて証明した。

試合後のインタビューでは

「これからもONEのムエタイを盛り上げるために戦い続ける」とコメント。

今後の防衛戦に向け、さらなる成長を誓った。