ONEで五度目の因縁対決!! ビビアーノ・フェルナンデスvsケビン・ベリンゴン
ビビアーノ・フェルナンデスがケビン・ベリンゴンとの
5度目の戦いを最後に引退を発表
「次世代のために知識を伝えたい」
元ONE世界バンタム級王者で、元DREAMのバンタム級およびフェザー級王者である
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)が、
2025年2月20日(木)にカタールのルサイルスポーツアリーナで行われる
『ONE 171: Qatar』にて、ケビン・ベリンゴン選手(フィリピン)との
実に5度目の戦いを最後に引退することを発表した。
ビビアーノは、ブラジル・アマゾンのマナウス生まれで、
20年以上にわたるMMA(総合格闘技)キャリアを持つ選手。
彼は、「これまで5度、柔術の世界選手権で優勝し、
現在は自分のジム(Flash Academy Martial Arts)を運営しており、
多くの生徒を指導している」と語り、
引退後は新たなチャンピオンを育成するために、
さらに知識を深めていくと表明している。
また、「現在、多くの人々は僕のことを“ファイター”として認識しているが、
MMAだけが自分の生き方だとは思っていない。
次の世代にどうやって知識を伝えていくか、
それを学ぶことが大切だと思う」ともコメント。
引退後は、格闘技キャリアの経験を活かし、後進の育成に力を入れていくようだ。
ビビアーノは、2004年にブラジルでMMAデビュー。
その後、DREAMやONE Championshipで活躍し、
数々のタイトルを奪取。
2013年にはONE Championshipでバンタム級暫定王者に輝き、
その後、王座防衛に成功。
特に、2016年1月のケビン・ベリンゴンとの初対戦では、
見事な腕十字で勝利を収め、その後の防衛戦でも強さを見せた。
その後、2018年にはベリンゴンに敗れ、
王座を失ったが、2019年の再戦では不正行為による反則で王座を取り戻す。
しかし、2022年にはジョン・リネカー戦でKO負けを喫し、
王座を再び失う結果となっている。
ビビアーノは、今回の試合が引退試合となり、
ケビン・ベリンゴンとの5度目の対決に臨むという。
彼は、これまでONE Championshipで最も多くのタイトル戦勝利を収め、
バンタム級で最多の防衛記録を保持している選手だが、
現在44歳という年齢を迎えた今、現役生活のピークの肉体は過ぎていながら、
その卓越した技術は衰え知らずで錆びていない。
ビビアーノが有終の美を飾ることができるのか!?
対するケビン・ベリンゴンも、直近では5連敗中で、
ビビアーノとの4度目の戦い以来、約2年ぶりの復帰戦となる。