NBAブルズで長年活躍を遂げたデリック・ローズの「背番号1番」永久欠番へ!! 栄光と挫折を背負ったキャリアに賞賛

2025.8.22

【©️Chicago Bulls,】

シカゴ・ブルズは8月22日(現地時間21日)、デリック・ローズの背番号「1」を永久欠番とし、2026年1月25日のセルティックス戦後にユナイテッド・センターでセレモニーを行うと発表した。

ローズは2008年ドラフト全体1位で地元シカゴのブルズに入団。新人王を獲得し、わずか3年目の2010-11シーズンにはリーグMVPを史上最年少の22歳で受賞。爆発的なスピードと跳躍力で「未来の王者」と目されたが、度重なる膝の故障がそのキャリアを大きく狂わせた。

ブルズ在籍7シーズンで残した数字は平均19.7得点、6.2アシスト。確かに輝かしいが、怪我による離脱が長引き、チームを牽引し頂点に導くことはできなかった。

そのため今回の永久欠番決定には「地元出身のスターとして当然」という声がある一方で、「ジョーダンやピペンと肩を並べるには早いのでは」との意見も根強い。

ローズは昨年現役を退き、今年1月にはシカゴ市が「デリック・ローズ・デー」を制定するなど、地元からの愛情は揺るぎない。

しかし、栄光と挫折が入り混じるキャリアをどう位置づけるかは、NBAファンの間でもいまだ議論が続いている。

ブルズ史上5人目となる永久欠番となる。