RIZINフライ級GPで異例の投票システム導入も、榊原代表が苦悩「決着はお盆までに」
2025.7.28
7月27日、さいたまスーパーアリーナで開催された「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」。
注目を集めるフライ級グランプリの1回戦が終了し、5人の勝者が出揃ったものの、
準決勝に進む枠は4人という前代未聞の状況が浮上した。
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トーナメントには10選手が出場し、1回戦は5試合が行われた。しかし、通常なら勝者は全員が次のラウンドに進むところ、今回は“勝者5人から1人が脱落”するという異例の投票システムが採用されている。ファンや記者による投票で、次へ進む4人を決定する仕組みだ。
勝ち上がったアリベク・ガジャマトフ、神龍誠、伊藤裕樹、扇久保博正、元谷友貴の5選手。
しかしこの新ルールにより、勝利を収めたにもかかわらず次に進めない選手が出る可能性があり、現場では困惑の声も聞かれる。
会見に登場した榊原信行CEOは、「自分たちで企画したシステムだが、勝者の中から1人を外すのは正直つらい」と率直な心境を吐露。さらに、「5人で準決勝を行うのは現実的に難しい。どう調整するか、正直まだ悩んでいる」と明かした。
一方で9月に名古屋で開催される「RIZIN.51」で準決勝2試合を実施予定であることも発表されており、今後の展開が注目される。榊原CEOは「少なくともお盆までには最終決定を出し、早めに結果を発表してファンに示していきたい」と今後の見通しを示した。勝利者が全員進めない異例のシステムは、ファンや選手に新たな波紋を呼びそうだ。