【UFC】9月開催「ノーチェUFC」メインにロペスvsシウバ決定 メキシコ独立記念日を彩る実力派対決
米総合格闘技団体UFCは、現地時間9月13日(日本時間14日)に米テキサス州サンアントニオのフロスト・バンク・センターで「ノーチェUFC:ロペス vs. シウバ」を開催すると発表した。メインイベントには、フェザー級ランキング3位のディエゴ・ロペス(メキシコ)と同10位のジェアン・シウバ(ブラジル)による注目の一戦が組まれた。
メキシコの独立記念日を祝う恒例イベントとして定着しつつある「ノーチェUFC」だが、今年も激闘必至の好カードが並んだ。
▪️王者戦線へ浮上狙うロペスとシウバ
メインで激突するロペス(26勝7敗)は、UFCでの3連勝を含む安定した実績を積み重ね、同階級トップコンテンダーの座を確立しつつある。メキシコ・プエブラ在住のロペスは、ユサフ、サバティーニ、タッカーといった実力者を次々と仕留めてきた総合力を武器に、ランキング上位維持とタイトル挑戦を見据えている。
一方、対するシウバ(16勝2敗)は、全勝街道を突き進む新星として注目を集める存在だ。16勝のうち15勝をフィニッシュで決めるなど、その攻撃力は折り紙付き。近年はミッチェル、バグダザリアン、ドーバーといった強豪を下し、一気にランク入りを果たした。今回の試合では、ランキング3位のロペスを撃破し、一気に王座戦線に浮上する構えだ。
▪️女子ストロー級のサバイバル戦も
セミファイナルでは、女子ストロー級ランキング2位のタティアナ・スアレス(11勝1敗)が、同4位のアマンダ・レモス(15勝4敗1分)と対戦。いずれも次期タイトル挑戦権が懸かる可能性が高く、サバイバルマッチの様相を呈している。
スアレスは、レスリングを軸としたグラップリングに秀で、過去には元王者アンドラージやエスパルザらを下してきた実力者。2025年初戦で勝利を収めており、今回はその勢いを持続したいところだ。
対するレモスは、ストライキングに特化したファイターで、UFCストロー級で最多ノックダウン記録(6回)を保持。パワフルな打撃を武器に、ランキング上位を着実に攻略してきた。勝利すれば再びファイトボーナス獲得も視野に入る。
▪️そのほかの主な対戦カード
大会ではこのほか、以下の対戦カードが予定されている:
【女子バンタム級】ラケル・ペニントン(元王者、ランキング2位) vs. ノルマ・ドゥモン(同4位)
【ライト級】クラウディオ・プエレス vs. ジョアキム・シウバ
【フライ級】エドガル・チャイレス vs. アレッサンドロ・コスタ
【ライト級】ラファ・ガルシア vs. ジャレッド・ゴードン
【ミドル級】ホセ・アニエル・メリナ vs. ドゥスコ・トドロビッチ
【フライ級】ヘスス・アギラー vs. ルイス・グルレー
【女子バンタム級】モンツェラート・レンドン vs. アリス・ペレイラ
今年の「ノーチェUFC」は、ラテン系ファイターが主役を張るカードがずらりと並び、メキシコの祝日にふさわしい“闘魂の夜”となりそうだ。