中止報道から一転、バルセロナ来日決定 神戸戦は予定通り27日に開催へ
2025.7.25
【©️FC BARCELONA】
サッカー・スペインの強豪FCバルセロナが、当初中止が発表されていたヴィッセル神戸との親善試合を予定通り開催すると発表した。試合は7月27日(日)19時より、神戸市のノエビアスタジアムでキックオフされる見通し。
神戸対バルセロナ戦は、バルセロナが今夏実施しているアジアツアーの一環として予定されていたが、同クラブは今月23日、「主催者側の重大な契約違反」を理由に中止を発表。主催に関わる日本のプロモーター側からの支払い遅延があったとされ、開催が危ぶまれていた。
これに対し、神戸側も24日、「プロモーターによる契約上の問題が発生しているとの情報を受け、当クラブとしても状況の確認を行っております」とコメントを発表。以降も関係各所と連携し、試合開催に向けた調整を継続していた。
スペイン国内では24日、現地メディア『SPORT』などが状況の好転を報じ、楽天グループが約500万ユーロ(約8億6000万円)に上る未払い金を肩代わりすることで、開催が可能になるとの見方も伝えられていた。
そして25日、バルセロナが正式に来日を表明。
「クラブはアジアツアー開始に向けて、チーム一同で日本に向けて出発します。
これは2日前に中止を発表した問題が解消されたことを受けたものです」との声明を発表した。
SNSで日本に向けてのフライトの動画や画像が投稿され、ファンには一安心となっている。
日本での試合後は、バルセロナはアジア・ツアーの次なる目的地として韓国へ向かい、
FCソウルおよび大邱FCとの2試合を予定している。
約2年ぶりとなる来日で、日本のファンとの再会が実現するバルセロナ。
新戦力を加えた世界屈指のクラブとJリーグ王者との一戦は注目だ。